顧問ブログ
【女子バスケットボール】春季大会
4/19,20の日程で行われた春季大会に参加しました。
対戦相手は苫小牧総合経済高校、以前より様々な形でお世話になっている学校で、苫小牧地区の中でも上位の力を持つ強いチームです。新入生も入ってチームにも変化がある中ですべてが完成しているわけではありませんが、それでも今できるすべてをコートで表現すること、特にディフェンスとリバウンドを頑張ってチャンスをつかもうと約束して試合に入りました。
開始直後はチームのエナジーが表現でき、いいプレーも多くみられましたが、肝心のシュートがうまく入らず…プレーの強度にも差がある状況の中でプレーが重なるたびに少しずつですが確実に差が開いていき、終わってみれば28-93と大差での敗戦となりました。
またしても行きつくところはプレーの強度。繰り返しになりますが本当に難しいなと思います。チームにエナジーがある出だしは乗り切れても、プレーが重なっていくたびに明確に差がついていくのを目の当たりにして、やはりここを避けて通ることはできないなと強く感じます。
それでも、我々に下を向いて止まっている時間はありません。今回の敗戦に関しても以前の試合よりも距離は詰まっていると感じましたし、この大差で言う事ではないかもしれませんが、決して埋められない差ではないとも感じます。自分に矢印を向けて正しい努力を十分な量積み重ねること。もっと強度高く、もっと正確にプレーできるように毎日のふるまいを見直して一生懸命に頑張ること、それに尽きるのではないでしょうか。そして、それができた選手がコートに立ち、チーム全体で十分にそれができたときに目標が達成されるのだと思います。我々が目指す場所がそこにある以上は、そこを目指して最後の瞬間まで必死にもがくだけです。チームで一丸となって一生懸命に取り組みたいと思います。
さて、春季大会も終わり、いよいよインターハイ予選が近づいてきました。個人的には3年生には冬のウィンター予選まで続けてほしいなと思いますが、そこはそれぞれの選択があります。もしかしたらこのチームで活動をできるのはあと一月ほどになるかもしれません。完全に悔いのない最後というのは難しいかもしれません。それでもしっかりやり切った、このチームが成長できる限界まで成長したと言って終われるように最後の瞬間まで頑張りたいと思います。
そして、1年生が入ってきてここからはチームでの競争も激しくなります。先ほども述べましたが、チームに必要とされる振る舞いができる選手が多くプレータイムを得ることとなるでしょう。自分自身を高めることがチームを高めることにつながります。自分のすべきことに目を向けて、チーム全員で一生懸命に頑張っていきたいと思います。
末尾になりますが、大会開催にあたって尽力いただいた関係者の皆様、そして応援に駆けつけていただいた多くの方に厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
【女子バスケットボール】新学期スタート‼
苫小牧もようやく暖かくなり、春が来たなと嬉しく思います。嬉しく思っていたら始業式と入学式が終わり、新学期がスタートしています。私自身も今年度からは1学年の担任ということでまた改めてのスタートに身が引き締まる思いです。
前回のブログから、4月7日には苫小牧南高校さんに来校いただき、練習試合を行いました。少しけが人も多い中で、出るメンバーが今までの練習をどう表現してくれるのかを楽しみにしていましたが、結果、内容ともに少し寂しいものとなってしまいました。メンバーが変わる中で今まで出来ていたことが表現できなくなり、そこから立て直せずにゲームを終えてしまったように思います。
バスケットボールは5人でする競技であり、試合時間は40分です。したがって、5人×40分の200分しか1試合にチームとしてプレイできる時間はありません。もちろんその200分は皆に均等に与えられるわけではなく、チームを良くしてくれる選手(必ずしも技術的に高い選手とは限りません)が優先的に多くのプレータイムを得ることになるでしょう。もし彼女たちがもっと多くプレーし、自分の力でチームを勝利させたいと思うならば、チームの中での競争に勝って、コーチ(私です)やチームメイトに対して、チームを良くする存在だと認めさせる必要があります。
以前お話ししたバスケットから学ぶ瞬間にも通じますが、チャンスは平等にはありません。そのチャンスが来たとき、自分を表現してそれを捕まえる準備が十分にできているか、たとえそのチャンスをとらえられなかったとしても、そこから学んで次のチャンスのために準備ができるか。チームに自分を認めてもらおうと思うならば、そういったことが求められるのではないでしょうか。そして、それができていないという事はチーム全体の準備不足であり、HCである私の力量不足だなと責任を痛感しています。
それでも我々に下を向いている時間はありません。苦しい時に正しい行動をとれるのがバスケットボールの勝者であり、それができるかどうかがその人、その組織の価値を決めます。春季大会まであと一週間、しっかりと矢印を自分たちに向けて、また一生懸命に頑張っていきたいと思います。
さて、冒頭でも書いた通り4月8日に入学式が行われ、また新たに160名の仲間が入学してきました。新入生の皆さん。女子バスケットボール部では一生に頑張る仲間を大募集中です。バスケットをやっていた人、いない人、運動の得意な人、苦手な人、3年間一生懸命頑張れるならばどんな人でも大歓迎です。練習時間や場所は校内に貼ってあるポスターを見たり、先輩に聞いてもらえればと思います。まずは一度見学に来てください。部員一同お待ちしています。
【女子バスケットボール】春休み前半戦
春休みも半分が過ぎました。個人的にバタバタしていたこともあり本当にあっという間で、このまま気が付くと1学期が始まるのでしょう。
春休みの前半は長期休み恒例の練習試合ラッシュとなっており、26日には室蘭清水丘高校に来校いただいて練習試合、29,30日には帯広に遠征して帯広柏葉高校、帯広北高校と練習試合、31日には苫小牧東高校にお邪魔して東高校、苫小牧南高校、苫小牧総合経済高校、札幌西高校と練習試合、4月に入って3日には静内高校に来校いただいて練習試合を行いました。多くの試合経験を積むことができ、貴重な機会となりました。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。帯広遠征の様子は部員ブログのほうにもアップされているので是非ご覧ください。
多くの練習試合を行い、できていることが増える一方で正直に言ってまだまだだなと思う事もたくさんあります。特に以前解決できたはずの課題を繰り返すことが多くあり、その面についてはもう少し自分自身と向き合う事や、基準を高く持って取り組むことが必要なのかなと感じます。もちろん彼女たちは人間なので、毎日同じようにプレーすることはできませんし、うまく取り組めないことがあるのは承知の上です。時にはうまく頑張れなかったり、以前できたことができなくなったりする日もあるでしょう。それでも、それをよしとしていては向上することはありません。難しい時によい選択、正しい行動をとれるかどうかが、バスケットボールの勝者となれるか否かの大きな分かれ道です。うまくいかない日にこそ自分に矢印を向け、前を向いてよい行動をとれる人間であってほしいと思います。
さて、学校は始業式、入学式に向けて一直線です。チームにも新しい仲間が増え、新たな競争も生まれてくることでしょう。そしてあと2週間ほどで春季大会、その先にはインターハイ予選が迫っています。最後の瞬間まで成長し、このチームがよくなれる限界まで良くなって終われるよう、1日1日を大切に一生懸命頑張りたいと思います。
【女子バスケットボール】新年度ご挨拶
4月1日となり、新たな年度が始まりました。
改めて今年度も顧問およびHCを務めます板倉です。チームでの活動を通して部員たちが成長できるよう、精一杯のサポートをして参りますのでよろしくお願いいたします。
そして4月から西高生になる皆さん。女子バスケットボール部では一緒に頑張る仲間を大募集中です。現在は3年生2名、2年生4名の6名で活動しており、人数は少ないですが、明るく楽しく一生懸命にバスケットに取り組んでいます。今バスケットをしている人、そうでない人、運動の得意な人、苦手な人、3年間一生懸命頑張れるならばどんな人でもかまいません。選手・マネージャー問わず募集しているので、少しでも興味のある人は是非体験に来てみてください。
さて、今日から2025年度が始まります。365日の中の1日といってしまえばそれまでですが、新たに何かを始めたり、決意を新たにするにはいい日なのではないかと思います。昨年は部活動の価値について書きました。今年は我々のチームが持つ価値について私の考えを述べたいと思います。
高校の3年間というのは特別な時間です。おそらく人生の中でも最も濃度の高い3年間であり、ただただなんとなく過ごしても十分に楽しい時間を過ごすことはできるでしょう。その中で時にはやりたいことを犠牲にしながら自分の時間を使って活動する我々のチームの価値とは何なのでしょうか。
チームの価値を考えるうえで、このチームが担うべき使命について考えるのを避けることはできません。私が考えるこのチームの使命は、「バスケットボールを通じてチームに関係する人たちの人生を豊かにすること。」です。バスケットボールはどこまで行ってもスポーツであり、人生の一部です。その人の人生の中でどのくらいの大きさを占めることになるかはその人次第ですが、一部であるという事は変わりません。人生の前にバスケットが来ることがあってはいけませんし、バスケットを使って、(あえてこの表現をします)その人の人生を豊かにするという事が、すべてのバスケットボールチームに共通する使命なのではないでしょうか。
逆に言えば、人生が豊かにならないようなバスケットへの取り組みをすべきではないですし、私自身は一生懸命にバスケットに取り組むという事がその人の人生を良いものにすると信じています。したがって、私が所属するチームでは一生懸命にバスケットをすることによってその人の人生を良いものにするという事が一番大きなチームのゴールになるのではないかと思います。
そして、人生を豊かにするのは選手やマネージャーだけではないとも思います。かかわっていただける保護者の方や応援してくれる学校関係者、OGたち、もしかしたらいるのかもしれない西高女子バスケットのファンの方、もちろん私自身も含めて、チームにかかわるすべての人たちの人生が豊かになるような活動を行いたいなと思います。そのため、学校の内外で応援してもらえるようなチーム、応援してくれる人たちに応援してよかったと思ってもらえるようなチームであることをゴールにして活動を行いたいと考えています。
そして、そのゴールを達成するために、我々のチームでは「バスケットボールゲームの勝者を目指すことを通じて、バスケットボールの勝者になる」ことを目指したいと思います。バスケットボールゲームの勝者になるということは、すなわちゲームに勝利するという事であり、我々は徹底してこれを目指したいと思います。昨今の風潮として、勝利を目指すという事があまりよしとされず、結果より過程を重視すべきであるというものがあるように感じます。しかし、私は勝利を目指さなければ過程に価値は生まれづらいのではないかと思っています。私が尊敬する指導者の方がおっしゃっていたことの一つに「必死に勝利を目指す過程こそが、最後に出る結果に価値を生む。」というものがあります。結果だけを見てしまう事は確かに間違いを生むかもしれません。しかし、勝っても負けてもいい取り組みの中で得られる負けにどれほどの価値があるでしょうか。勝利を目指して一生懸命に頑張るからこそ、届かなかったという結果からも学ぶことができ、それを通してその人の人生は豊かになると私は信じています。もちろんまだまだ我々のチームは未熟で、勝てるチームというには程遠いのが現状です。しかし、勝利を目指すという事だけは絶対に曲げずに活動をしていきたいと思います。
そして、ある意味でバスケットボールゲームに勝利することより難しいのが、バスケットボールの勝者となることです。以前からこのブログで何回かこの表現を用いていますが、バスケットボールの勝者になるとはどういうことなのでしょうか。
この日本に最後の大会を勝利して終われるチームというのは1つしかありません。高校女子カテゴリーであれば、ウィンターカップの優勝校がそれに該当し、昨年度はおおよそ6000チームの中から京都精華学園が優勝しています。したがって、究極的にはこの日本においてゲームの勝者となったといえるのは京都精華学園なのでしょう。では、それ以外のチームは敗者なのでしょうか。先ほど書いたゲームの勝利を追求するという内容とは矛盾しそうですが、私はそうは思いません。決勝で京都精華と激戦を繰り広げた慶誠高校、下級生中心のチームながら素晴らしい戦いを見せてくれた大阪薫英高校、個人的に応援したいなと思わせるようなバスケットをしていた鵠沼高校や県立小林高校。ぱっと思いつくだけでも素晴らしいチームがたくさんあり、そのどれもが勝利をつかもうと必死に取り組み、バスケットの勝者に値するチームだったと思います。(思いつくままにあげているので他の素晴らしいチームを落としています。全部書こうとするとスペースが足りません。ごめんなさい。)ここであげられるチームはウィンターカップの本選に出場しているチームであり、そのチームと戦って涙をのんだ素晴らしいチームがこの日本の中に無数に存在しているのだと思います。
ゲームの勝者になれるのは1チームです。(バスケットに引き分けはありません)そして多くのチームや選手はそれに届きません。その届かないかもしれないゴールに対して日々頑張ること、そのために己を律し、闘うこと、苦しい環境に置かれたときに正しい行動をとること、それこそがバスケットボールの勝者と呼べるもののふるまいであり、バスケットボールの勝者となるには必ずしもゲームの勝者である必要はありません。ただそれを目指して一生懸命に取り組み、それに値する行動をとり続けることに尽きるのだと思います。
そして、バスケットボールの勝者を目指すことは必ず彼女たちの人生やチームにかかわる人たちの人生を豊かにし、そのことこそが我々のチームが持つ使命であり、価値であると私は信じています。
長いうえにまとまらない文章で申し訳ありませんが、私自身は我々のチームが持つ価値や目指すべき場所をこのようにとらえています。
最後に、NBAのスーパースターであるヤニス・アデトクンボ選手がプレーオフで敗退した後の記者会見で答えた内容が私の伝えたいことを十分に表していると感じたのでシェアします。この活動を通して、彼女たちがバスケットボールの勝者となって人生を豊かにできるよう、一生懸命に頑張っていきますので、今年度も我々苫小牧西高校女子バスケットボール部を応援いただきますようよろしくお願いいたします。
【女子バスケットボール】春休み
ようやく暖かい日も増え、苫小牧にも春の訪れを感じます。卒業式が終わって一息つくともう3学期が終わりそうで、相変わらず時間の流れについていけていないなと感じます。
前回のブログ以降、入試関連業務等で学校が休みの日も多く、全体でしっかりと練習を始められたのは今週からかなと思います。少し長めの休養をはさんで選手たちのエネルギーも感じられ、チームは良い方向に向かっているのではないかなと思います。
3/9には光洋中学校にお邪魔して光洋中、苫小牧南高校と練習試合、3/22には登別明日中等教育学校に来校いただいて合同練習、3/23には苫小牧中央高校にお邪魔して練習試合を行いました。ここまでの取り組みの中でできていること、もっとやらなければいけないことを再確認でき、実りのある練習試合となりました。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。
ここしばらくの練習を見ていて、人や組織には成長する瞬間というものがあるなと感じます。昨年もこの時期にティッピングポイントの話を書いた覚えがありますが、長い時間をかけて多くの経験をし、それが目に見えるようになる時にはある日突然成長するものなのだと改めて感じます。もちろん何もせずにある日突然成長をするわけはなく、そこに至るまでには長い時間をかけてたくさんの経験(多くの場合はうまくいかないこと)をし、自分と戦いながら成長が目に見えない時間を過ごす必要があります。それでも彼女たちが本当にバスケットから学ぶ瞬間というのは一瞬であり、その学ぶ瞬間を邪魔せず、逃さないようにすること。そしてその瞬間にバスケットから学ぶのに十分な準備ができている状態にすることが私の役目なのではないかなと思います。
冒頭にも書いた通り、明日修了式が行われ、春休みが始まります。バスケットに没頭できる貴重な時間であり、この時期の過ごし方が目標達成の可否を左右します。例によって春休み前半は練習試合を多く組んでおり、帯広への遠征も予定されています。この機会を通してチームが成長し、多くの学びを得られるよう、引き続き一生懸命頑張りたいと思います。
そして、お気づきの方もおられるかと思いますが部員ブログが復活しています。おおむね月一回程度部員が部の活動をアップしていく予定です。更新された際にはぜひ読んでいただき、Goodボタンを押していただければと思います。
【女子バスケットボール】卒業式
春は出会いと別れの季節といいます。本校でも3/1に卒業式が行われ、153名の生徒が卒業していきました。卒業式は毎年感傷的な気分になりますが、今年は私自身が3学年の担任という事もあり、例年に増して感慨深い卒業式となりました。彼ら彼女らの門出の日を笑って送り出そうと決めていたのですが、やはり3年間の成長をそばで見てきた生徒たちの卒業となると冷静ではいられず、いろいろな感情が飛び出てしまう1日でした。それと同時にその成長に立ち会えたことが本当にうれしく、教員という仕事の価値はまさにこの瞬間にあるなと改めて感じました。
バスケットボール部からも6名の生徒が卒業していきました。奇しくも全員私が1年生の時に担任をしていた生徒たちであり、入学してきたときのことを思い出しながら、彼女たちの成長を感じて誇らしい気持ちでいっぱいの1日でした。
翌日にはバスケットボール部での3年生お別れゲームも開催し、1,2年生部員との久しぶりのバスケットを楽しみながら別れを惜しみました。お別れゲームの様子についてはまた部員ブログで書いてくれるかなと思うのでここではこのくらいにしますが、ここでも彼女たちが歩んできた3年間の重さやそれによる成長を感じることができ、本当にいい思いをさせてもらった2日間でした。
3年間の成長を見てきた生徒たちの卒業に立ち会い、改めて高校時代の3年間というのは本当に特別な時間だと感じます。子供と大人のちょうど間でできることややりたいことが増える中で自分という人間をどう形作っていくか。うまくいくこともいかないことも経験する中でどのようにもがいてなりたい自分に近づいていくのか。その時間に立ち会えることこそ教員という仕事の最も価値のある部分であり、その価値と責任を感じながら日々を過ごさなければと心から思います。
願わくば彼女たちを形作るその中にバスケットというものがあれば幸せですし、このチームが彼女たちが成長していく場所であればいいなと思います。3年生にとってバスケットボール部がどういう場所だったかは彼女たちにしかわかりません。それでも最後に後輩たちの前で彼女たちが言う言葉を聞き、その振る舞いを見れば、きっとこの場所はいい場所で、彼女たちにとって好きな場所でありかつ自身を高められる場所であったのではないかと思います。
末尾になりますが、3年間物心両面において支えていただいた保護者の方々には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
そして3年生のみんな、本当に卒業おめでとう‼一生懸命生きて、幸せになってください。またいつでも遊びにおいで。待ってます。
【女子バスケットボール】始めること、やり抜くこと
寒い日が続きますが、チームは元気に活動しています。私は3年生の担任なので、自分のクラスが家庭学習期間に入り、朝と帰りのSHRがなくなったことが楽になったような寂しいような…なんだか落ち着かない不思議な気持ちで日々を過ごしています。
前回のブログから時間が経過して、選手たちの取り組みも少しずつ変わっているのかなと感じます。自分のできないことや弱い部分と向き合い、少しでも克服しようとする意志が練習の中で見えるようになり、チームが前を向こうとしているという事実をうれしく思います。もちろん、少し頑張り始めたからと言ってそれがすぐ形になるほどバスケットは甘い競技ではない(というよりもそんな甘い話はこの世の中にはない)ですし、もっともっと継続して正しい努力を積み重ねていく必要があるのは誰よりも選手自身が理解をしていると思います。それでもやり始めなければ何も起きませんし、やり始めるのは彼女たち自身の意志の力です。苦しい中で自分のやるべきことを積み重ねようとする姿勢こそがその人の価値を作り上げると私は信じています。彼女たちが自分たちを向上させようとする意志を持ち、それを行動に移してくれていることをうれしく思うとともに、それをサポートできるように私も一生懸命頑張らなければと改めて思います。
2/10には苫小牧東高校にお邪魔して、東高校、苫小牧南高校と合同練習を行いました。おなじみのメンバーですが、チームに怪我人が多かったという事もあり、今回は3校での合同練習という形となりました。普段やらないドリルや違うメンバーでの練習という事もあり、新しい刺激がもらえる良い機会となったのではないでしょうか。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。また、以前から何回かブログに書いていますが、この合同練習や練習試合は自分のチーム内で5on5ができないチームが集まって定期的に開催をしており、一緒に切磋琢磨する仲間が増えると嬉しく思います。カテゴリーや地区を問わず、もし興味のある指導者の方にこの文章が届きましたら西高校板倉までお気軽に連絡をいただければと思います。
さて、明日から西高校は学年末考査の考査期間に入り、練習はいったん小休止となります。いつも彼女たちにに伝えているようによいプレイヤーである前によい西高生であることが大事です。いつもバスケットに向けている情熱を学業にも向けて、一生懸命に頑張ってほしいと思います。
【女子バスケットボール】取り組むこととその姿勢
3学期も始まり、様々に状況が変わる中で忙しく過ごしています。個人的には担任を持っているクラスの残り登校日数が着々と減っていくのを少し寂しく思いながら日々を過ごしています。
1/26には苫小牧南高校にお邪魔して南高校、静内高校と練習試合を行いました。恒例となっているチーム同士での練習試合で自分たちの成長の度合いを測ろうと考えていましたが、結果から言えば出来は今一つ…どころか正直に言ってかなり悪かったように思います。試合の中で自分たちがやるべきことがぼやけてしまい、一番最初にあるべき一生懸命に取り組むことや自分の役割をやり抜こうとすることに関してもはっきりと物足りない内容だったと思います。
この結果は我々の取り組みが招いたものであり、その取り組みは我々のマインド、考え方や物の見方がつくりあげています。つまり、特に新学期が明けてからの我々の取り組みが十分なものでなく、練習に臨む姿勢や考え方を変えていかなければいけないことをなによりも如実に表しているものといえるでしょう。我々がバスケットで目標を達成し、それを通じて我々が何かを得ようとするならば、そのことに対して本当に真摯に向き合い、時には何かを犠牲にする覚悟が必要です。そのことを改めて痛感しましたし、HCとして責任を感じるとともに、チームとして危機感をもって練習に取り組まなければいけないと切実に感じます。
ただ、逆に言えば我々がそのことに気づくのが大会の当日でなかったという事は不幸中の幸いであったかと思います。今気づいて取り組みを変えられればまだ取り返す時間は残っていますし、何より気づけたという事は変わるチャンスができたという事です。そして、自分を変えるのに遅すぎるという事はなく、自分を変えたいと思った時が変わるには一番いいタイミングです。この機会を与えてくれた対戦相手に感謝し、日々の取り組みをしっかりと見直して目標に近づいていけるように一生懸命頑張りたいと思います。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。
さて、ここからは学年末考査、入試などで練習できる機会がぐっと減ってしまいます。数えてみると2月に練習できるのは10回あるかないか…1回1回の練習をより大事にしながら活動に取り組んでいきたいと思います。
【女子バスケットボール】本年もよろしくお願いします
遅くなりましたが、2025年初めての更新です。今年も本校女子バスケットボール部をよろしくお願いいたします。
年始は5日から練習を開始しました。正月休みで大きくコンディションを落とした選手はおらず、とりあえずは順調に滑り出せたのかなと思います。
9,10日には苫小牧市内で開催されたNew Year Campに参加しました。地区内外の強豪校と練習試合ができる貴重な機会であり、自分たちの現在地を確かめることと、強い相手にも自分たちの基準を高めてきちんと勝負しようという事をテーマにして取り組みました。結果としては、ゲームに勝利することは難しくとも自分たちのやるべきことにはフォーカスできた試合が多かったと感じます。収穫も数多くあり、選手たちも自信になった部分があるのではないでしょうか。しかいやはり強いチームには強度で対抗できないシチュエーションも多く、いつもと同じ「強度」と「継続」という課題は依然として残り続けていると感じます。(というよりはこの二つの要素こそがバスケットボールにおいて多くを占めており、試合に勝利しようとするかぎりは永遠の課題になるのではないでしょうか。)
12,13日には函館地区に遠征を行い、函館大妻高校、函館大学附属柏陵高校と練習試合を行いました。New Year Campから継続して取り組んでいることが形になってくるなど、遠征を通じてチームの向上を感じることができ、有意義な遠征となりました。また、移動に伴うコンディションの整え方など学ぶ部分も多く、貴重な経験ができたのではないかと思います。
冬休みを通じて多くの経験をして、チームは確実に向上してきていると感じます。しかしまだまだ十分ではありません。もっと早く、もっと良い方向に伸びていけるようにこれからも一生懸命頑張りたいと思います。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。
さて、本校では今日始業式があり、3学期が始まりました。バスケットのみに没頭できる貴重な期間は終わり、学校生活と両立しながらの日々が再びやってきます。いつも書いているように良いプレイヤーである前によい西高生であること。学校生活をきちんと送りながらバスケットにも全力で取り組んでほしいと思います。また、3学期は各種行事も多く、気を抜いているとあっという間に終わってしまいます。限られた時間の中で何に取り組むのか、どのように取り組むのか。自分自身に問い続けながら一生懸命に活動を行っていきたいと思います。
【女子バスケットボール】今年もありがとうございました
先ほど今年最後の練習が終わりました。練習後に体育館の大掃除を行って今年の活動は終了となります。
前回のブログを書いてから、インフルエンザによる学校閉鎖やそれに伴って部の活動も1週間ほどストップするなど、思うように練習を進めることができませんでした。26日には総合経済高校にお邪魔して練習試合を行いましたが、結果、内容ともにもう一つ…せっかく強い相手と試合ができる機会にそれをしっかりと生かし切ることができず、一年の締めくくりとしては少し歯がゆいものになってしまったかなというのが正直なところです。確かに苦しい状況ではありましたが、その環境を言い訳にすることはできません。苦しい時に表れるのがその組織の本質、本当の価値です。苦しい中でも自分たちがやるべきことを積み重ねられていれば練習試合ももう少し違った形となっていたのではないでしょうか。我々はついつい自分たちの置かれた状況を言い訳に使って自分を納得させようとしてしまいますが、それ以上に自分ができることはなかったのかということを常に自問自答しながら日々を過ごしていかなければと改めて強く思います。自戒の意味も込めて、来年はそういう自分、組織であれるよう、またあらためて一生懸命頑張っていきたいと思います。総合経済高校の皆さん、ありがとうございました。
さて、早いものでもう1年が過ぎ去ろうとしています。今年は我々のチームにとっても私にとっても激動の1年となりました。選手たちの気持ちが変わったことで、年明けからチームの活動がガラッと変わり、何はなくとも一生懸命にバスケットに取り組むようになりました。その中で新入生が入り、高体連に向けてチームが成長していくところ、彼女たちがバスケットを通して多くのことを学んでいく瞬間を目の当たりにすることができました。何回も書いていますが、部員たちが変わっていこうとするところ(それも私が働きかけるのではなく、自分たちの意志の力で変わろうともがくところ)を見られるのはコーチとして、そして教員としてこの上ない喜びを感じます。そして高体連が終わった後に3年生が成長した姿を見られて、本当にこの活動を一生懸命やってよかったなと思わせてもらいました。
新チームが始動してからも、夏休み、選手権での悔しい結果、そして新人戦と、いろいろな困難を乗り越えながら彼女たちが人として、チームとして学びを得ていく過程を目にすることができて、本当に幸せな1年だったなと思います。この場を借りて、1年間お世話になったすべての方にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
とは言いながら、まだまだ我々のチームは道半ばです。来年も多くの学びを得て彼女たちが成長できるよう、そしてこのチームが終わる日に、この活動に参加してよかったと心から思ってもらえるように一生懸命に頑張っていきたいと思います。
あらためて1年間ありがとうございました。来年も苫小牧西高校女子バスケットボール部を応援いただきますようによろしくお願いいたします。それではみなさん、よいお年を!!
【女子バスケットボール】バスケットの勝者
新人戦が悔しい結果に終わり、チームはまた改めて再出発をしています。前回のブログでも書きましたが、これまで積み上げてきたことをもとに、個人としてもチームとしてももっともっと向上していかなければ我々が目指す場所には届きません。進んでいる方向は悪くはないと感じるのであとはいかに自分たちの課題と向き合ってしっかりと取り組めるかという事だと思います。新人戦後に行ったミーティングでも選手たちからポジティブなエネルギーを感じることができ、このエネルギーをチームが向上する方向にしっかりと向けることが私の役目だと感じています。
今週は学校で球技大会が開かれたこともあり、練習は少し小休止といった感じでした。ここから冬休みに向けてしっかりと自分たちを高められるように、高い基準をもって自分たちのやるべきことを追求していきたいと思います。
それに関連して最近心に残ったトピックを一つ。11月の末からインカレバスケが開催され、男女の試合を楽しく観戦しています。先週女子の決勝が行われ歴史に残る大激戦(4thオーバータイム!!!)の末に白鷗大学の連覇で幕を閉じました。現在は今日行われる男子の決勝を残すのみとなっており、今年のカレッジバスケットもいよいよ大詰めだなという感じがします。
その中で、専修大学に淺野ケニーという選手がいたのをご存じでしょうか。彼は京都の洛南高校出身で私が以前京都で勤務していた時に試合会場などでプレーを目にする機会がありました。当時からサイズと柔らかいシュートタッチを持ち合わせた素晴らしい選手で、大学4年生となった彼がどんなプレーを見せてくれるのか勝手ながら応援をしていました。(直接面識はありません)
彼が所属する専修大学は準々決勝で白鷗大学に敗れてしまい、大会から姿を消すことになりました。リアルタイムでは見られなかったため、その試合の結果を見ながらどんなゲームだったのだろうと想像していたところ、以下のような動画を見つけました。
状況を整理すると試合時間は残り約1分、点差は13点。よっぽどのミラクルが起きない限りは逆転は難しい状況です。言い換えるならば「試合の勝敗がほぼ決した状況」といってもいいでしょう。その中で淺野選手は「最後まで戦っている姿を後輩に見せよう。」「俺たちは4年生だからやろう。」と仲間を鼓舞します。そしてコートに入ると泥臭くルーズボールを追いかけ、自分が仲間に言ったとおりの行いを表現して試合終了まで戦いました。
この「4年生だから」「最後まで戦う」という二つの言葉は一見論理的にはつながらないようにも見えます。この状況の中でいくら頑張っても試合の勝敗が動くことは(おそらく)ありませんし、頑張るのは下級生でも構わないはずです。この大会はトーナメントであり、多くの選手にとっては学生最後の大会なのでこの後の試合に向けてという事もありません。
しかし、この「4年生だから」「最後まで戦う」というのは間違いなく正しいことだと私は信じています。これを最後の試合の残り1分で言える4年生がいるという事が、このチームの価値を表しているのではないでしょうか。
以前から繰り返し書いていますが、私はその人や組織の価値は苦しい時によい行い、正しい行動がとれるのかという事が決めるのではないかと思っています。特に自分ではコントロールできない苦しい状況に置かれたとき(今回の件で言えば学生最後の大会が負けて終わってしまいそうなとき)にどのようにふるまうのか、おかれた環境のせいにするのか、それともその中で自分にできることをやり続けるのか。そういったことがその人や組織の価値を本当の意味で表現するのだと信じています。
そういう意味では、淺野選手のこの振る舞いはこの最も苦しいであろう瞬間に自分やチームができるすべてを行い、しかもそれが自分に利するためではなく、チームとしてどうあるべきかという基準で行われています。この動画を見たときに本当に素晴らしいと感じましたし、彼のような振る舞いができる選手がいるという事は、専修大学というチームは素晴らしいチームなのだろうなと感じます。
夏休みにオリンピックの話題でTyrese Haliburton選手を取り上げましたが、今回の件でも同じ感覚を抱きました。Haliburton選手や淺野選手はその試合の勝者とはならなかったかもしれません。しかし、もっと大きなバスケットの勝者と呼べるものにふさわしい振る舞いだったのではないかと思います。そして我々のチームも試合の勝者を目指すことはもちろん、バスケットの勝者としてふさわしい振る舞いのできるチームや人でありたいなと感じました。
長々と書いてしまいましたが、やはりバスケットを見ていく中で、それを通じて心を動かされることが本当に多くありますし、改めて素晴らしいスポーツだと感じます。この素晴らしいスポーツを通じて部員たちが大きな学びを得られるように、私自身ももっともっと向上していかなければならないと強く感じるエピソードでした。
さて、球技大会も終わり学校は冬休みに向けて一直線です。この冬休みが目標達成のための分水嶺です。年内の練習や練習試合、年明けに予定している遠征を通じてチームが向上できるよう、一生懸命に頑張っていきたいと思います。
【女子バスケットボール】新人戦地区予選結果
11/30,12/1に行われた新人大会の地区予選に参加しました。
結果は以下の通りとなり、予選リーグ0勝2敗で敗退という結果に終わりました。
【結果】
苫小牧西53-65苫小牧東
苫小牧西23-116北海道栄
第一試合の相手は苫小牧東高校。以前から練習試合含めて何度も対戦いただいており、(我々が勝手に)ライバルとして常に意識をしている相手です。組み合わせが決まった段階からこの試合にすべてをぶつけられるように準備しようとチームで約束して取り組んできたこともあり、気合十分で臨んだ試合でした。ゲームの入りで相手のシュートが高い確率で決まり、1Qが10-24と劣勢になったことで前半は苦しいゲーム展開を余儀なくされました。それでもチームでしっかりと我慢してディフェンスからリズムを作り、10点差で試合を折り返すと、3Qの半ばまでは一進一退の攻防となりました。3Qの終盤でこちらの集中が切れる時間帯ができたことで点差が広がってしまい、4Qに盛り返しましたが最終的に12点差での敗戦となりました。試合を通じてディフェンスリバウンドを安定させることができず、プレーの強度で後れを取ってしまったことが直接の敗因になったのかなと思います。
第二試合の北海道栄戦は自分たちのやってきたこと、やるべきことにしっかりと集中して取り組もうとチームで約束して試合に入りました。ディフェンスを中心に良いプレーも見られましたが、やはりプレー強度の部分で圧倒されてしまい、大差での敗戦となりました。
チームとしては苫小牧東戦では我々の時間帯があったことは確かですが、「強度」と「やり続けること」で相手を上回ることができず…やはり最後にはここに戻ってくるのだという事を痛感しています。私自身に関しても、冷静さを失い試合をうまく運べないばかりか、一緒にゲームを作ってくださる審判の方に敬意を書いた言動をとってしまったこともあり、本当に恥ずかしく思うとともに、関係者の方や選手の皆に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし、いつも言うように我々には下を向いている時間はありません。変えられない過去に縛られる時間ほど無駄なものはなく、常に自身がコントロールし、変えることができる「今、自分が何をするか」という事に目を向け、努力を重ねるしかありません。もちろん反省すべきことはしっかりと反省し、行動を改め、そして決めたことに一生懸命に取り組む。バスケットに限らず何かに取り組むという事はこの繰り返しなのではないでしょうか。
そして、敗れはしましたが今回の大会を通して強い相手にも自分たちのやってきたことは十分に通用するという自信も手に入れました。このチームが始動するときに立てた全道大会出場という目標も、この先一生懸命に頑張り続けられれば決して不可能ではないと彼女たち自身も感じたのではないでしょうか。チームは正しい方向に良い速さで進んでいると感じますし、それを成し遂げている彼女たちの頑張りを改めて誇らしく思います。
さて、ここからは冬休みを経て春季大会、そしてインターハイ予選へと一気に進んでいきます。先ほどチームは正しい方向へ進んでいると書きましたが、まだまだ十分ではありません。より良い方向へ、より速い速度で進んでいかなければ我々の目標に届くことはないでしょう。自分たちが立てた目標にふさわしいチームになれるよう日々の行動を見つめなおし、一生懸命に頑張っていきたいと思います。
【女子バスケットボール】明日は新人戦
新人戦の地区予選が明日となりました。大きなけが人はなく、チーム全員で試合に臨むことができそうです。
このチームが始動して早いもので約半年、夏を経て、そして選手権で悔しい思いをして少しずつチームは向上してきました。もちろんまだまだ発展途上のチームではありますし、すべてが完成しているわけではありません。それでも彼女たちが必死になって取り組んできたことは確実にチームを、そして彼女たち自身を変えています。私が恩師にもらった言葉でいつも試合前に思い出すものに「最初と最後は気持ち」というものがあります。何かを始める時とやり切るとき、結局最後にものをいうのは気持ちの強さです。根性論といわれようが時代遅れといわれようが、これは人が何かを競う限りは変わりのない普遍の原理だと私は信じています。明日はチーム全員でその気持ちの強さをコート上に表現したいと思います。
以前お伝えした通り会場は苫小牧東高校、東高戦は10:30、北海道栄戦は13:30開始予定です。チーム一丸となり、勝ちたい思い、一生懸命な気持ちを全力でコートで表現します。ぜひ会場に足を運んでいただいて、彼女たちが輝く瞬間を見ていただければと思います。応援のほどをよろしくお願いいたします。
【女子バスケットボール】新人戦地区予選
期末考査も終わり、新人戦に向けて仕上げの時期に入っています。
23日には光洋中学校にお邪魔して、24日には浦河高校に来校いただきそれぞれ練習試合を行いました。考査明けでコンディションが難しい部分もありましたが新人戦前の最終調整として有意義な時間にすることができました。内容については今取り組んでいる強度高くディフェンスすることやそこからの速い展開、チームとしての約束事などは少しずつ形になってきたかなと思います。永遠の課題である「やり続ける」ことも少しずつ頑張れる時間が伸びてきており、この努力を継続できれば良い方向に向かうのではないかと感じさせてくれる練習試合でした。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。
さて、新人戦の地区予選が今週末に迫ってきました。以前お伝えしたとおり予選リーグは北海道栄高校と苫小牧東高校が相手となります。どちらも強いチームですし、我々のチームもまだまだ完成には程遠い状況です。それでもいま彼女たちが必死に取り組んでいることが試合会場で表現できればいいゲームができるのではと感じていますし、何より一生懸命頑張っている彼女たちの姿を多くの人に見てもらいたいと心から思います。試合時間等は下記のとおりです。ぜひ会場に足を運んでいただき、ご声援をいただければと思います。
あと一週間となりましたが、まだまだ向上できる余地は十分に残されています。自分たちに矢印を向け、正しい判断のもとにいいプレーを強度高く行い続けること。試合開始の瞬間まで向上し続け、今なれる一番良い自分、一番良いチームで試合に向かう事。この二つを常に心において一生懸命に頑張りたいと思います。
【女子バスケットボール】強度と継続性
いよいよ苫小牧にも雪が降りました。まだ車のタイヤを替えられていない私は来週まで積もらないことを祈りながら日々を過ごしています。
現在西高校は考査期間に入っています。考査明けに新人戦があるためごく短時間の練習を行っていますが、普段に比べればできることは非常に少なくなります。その中でどのようにして自分を高めるのかをきちんと考えながら日々の活動に取り組みたいと思います。そして何よりよいプレイヤーである前によい西高校の生徒であること。普段の練習に向ける熱量を学業にも向けて、しっかりと取り組んでほしいと思います。
少し遡って、考査期間に入る前の9日に室蘭栄高校にお邪魔して練習試合を行いました。苫小牧地区以外のチームと試合ができる貴重な機会であり、新人戦に向けて今取り組んでいることのチェックと、今まで取り組んできた課題の克服の場として試合を行いました。前半は良いシーンも多く見られ、今まで取り組んできたことと今取り組んでいることが表現できたのではないかと思います。逆に後半は集中が切れてしまう場面や、プレー強度で相手に負けてしまう場面が多く、試合を通した継続性という部分で大きな課題が残りました。出てきた課題はまたしても「強度」と「やり続けること」。本当に難しいなと感じます。しかし裏を返せばそれをしっかりとやり切れればチームがまた一つ上の段階に行けるという事でもあります。日々の取り組みをもう一回見直し、自分たちに矢印を向けて取り組んでいきたいと思います。室蘭栄高校の皆様、ありがとうございました。
さて、新人戦の地区予選が月末に迫ってきました。先日組み合わせ抽選があり、北海道栄高校、苫小牧東高校、静内高校と同じブロックとなりました。(新人戦はリーグ戦形式の開催となります。)選手権予選終了から取り組んできたことは少しずつですが確実にチームを向上させています。ぜひその姿を会場で応援していただければと思います。試合日程や会場等は決まり次第このブログで速やかにお知らせいたしますので多くの方のご声援をよろしくお願いいたします。
【女子バスケットボール】冬本番
苫小牧もしっかりと寒くなり、我が家でも暖房の力を借りる時が来ました。冬の到来です。本州出身の私はこの先の冬本番、そして雪のことを考えると毎年この時期が非常に憂鬱になります。道民の方曰く「苫小牧は本当にいいほう」とのことですが3年たっても慣れず…今年こそは快適な冬ライフを送りたいなと切に願う今日この頃です。
チームは2年生の見学旅行も終わり、新人戦に向けて練習に取り組んでいます。全体の強度やスタンダードは少しずつ上がってきたかなと感じますが、まだまだ同じ失敗を繰り返すことも多く、自分の課題と向き合い克服していくということ、それに対して自分なりの工夫や努力をするという事がもう少し欲しいなと感じます。練習では成功ではなく成長を求め、本番の試合で成功できるよう、しっかりと自分やチームの課題と向き合ってほしいと思います。
4日には光洋中学校に来校いただいて合同練習を行いました。普段できない貴重な5対5の練習機会として、自分たちの課題を見つける良い機会となりました。また、普段は自分のことをしっかりやることが優先の1年生も中学校との合同練習となるといつもと違う役割を求められ、それに対応していく中で自分の課題を発見できることもよい機会だなと感じます。見つかった課題を解決する方法は普段の練習しかありません。週明けからまた強度高く練習できるように自分たちと向き合って一生懸命頑張りたいと思います。光洋中学校の皆様、ありがとうございました。
さて、いよいよ新人戦が1か月後に迫ってきました。再来週には期末考査も控えており、試験明け1週間で大会となります。厳しいスケジュールにはなりますが、それは以前からわかっていたこと、自分たちの置かれる環境ではなく、その中で何をするのかにフォーカスして日々の練習に取り組んでいきたいと思います。
【女子バスケットボール】練習体験会
中学3年生を対象として練習体験会を行いました。このチームでは今年から行う取り組みであり、正直に言って企画した段階では「何人か来てくれたらうれしいな」と思っていましたが、予想をはるかに超える15名の方にご参加いただくことができました。
内容については私のタイムマネジメントの甘さで十分に説明しきらなかった部分もありましたが、我々のチームがどのような雰囲気、取り組みで活動を行っているのかについてはおおむね感じていただけたのではないかなと思います。もしこのチームの雰囲気や取り組み方がいいなと思ったり、ここでバスケットをしたいと思ってくれた方がいれば、来年の4月にお会いできるのを楽しみにしています。
また、最後に参加者の皆さんにも伝えましたが、西高に進学するかどうかにかかわらず、中学校で頑張ったバスケットを皆がこれからも続けてほしいと思っています。これは私の個人的な感情ですが、バスケットはいろいろなことを学ぶことのできる素晴らしいスポーツです。(もちろんバスケット以外のスポーツもそれぞれ素晴らしさがあると思います。)チームで協力すること、自分の課題を乗り越えること、苦しい時に前を向くこと、バスケットを一生懸命頑張る中で本当に多くの財産を得られますし、何より本当に楽しいスポーツだと思います。今中学校でバスケットをしている皆さんがどのような進路に進むのかはわかりませんが、進んだ先でバスケットを続けることはきっと皆さんの人生を豊かにします。選んだ進路でバスケットを続けてほしいと心から思いますし、その場所が西高であれば最高に幸せだなと感じます。
練習体験会にお越しいただいた選手とその保護者の皆様、また開催にあたってお力をいただいた各中学校顧問の先生方、本当にありがとうございました。今回都合が合わずに参加できなかった中学生の方についても、練習見学や体験については随時受け付けています。もし希望する方がいれば、中学校顧問の先生もしくは直接西高校板倉までお問い合わせください。
さて、練習体験会も終わり、来週には2年生の見学旅行です。いつも彼女たちに伝えているように大事なのはよいプレイヤーである前によい西高の生徒であること、なにより高校生活で一番のイベントになるであろう見学旅行です。しっかりと準備をして精一杯楽しんできてほしいと思います。そしてそれが終わると期末試験、新人戦と一気に冬に向かっていきます。しっかりと自分たちがやるべきことに目を向け、バスケットも学校生活も一生懸命に頑張っていきたいと思います。
【女子バスケットボール】大事なのは強度
朝晩はしっかり寒くなり、苫小牧にもいよいよ冬が来ています。季節の変わり目で風邪が流行っているのか体調不良者も出てきていますが、自分たちのやるべきことに集中して練習を重ねています。
11月4日には本校の学校説明会があり、非常に多くの生徒や保護者の方が見学に訪れていました。毎年増えていく参加者の数に驚くとともに、それだけ多くの方に西高を見てみたいと思っていただいていることをうれしく思います。これからも西高がその期待に恥じることがなく、選んでもらえる学校になれるよう微力ながら力を尽くしていきたいと思います。学校見学会の後に行われた部活動見学にも非常に多くの参加をいただき大変うれしく思います。憧れられるというと少し言葉が大きくなりますし、まだまだそれにはほど遠い状態ではありますが、中学生の選手やその保護者の方に少しでも「西高ええやん」と思ってもらい、それに近づいていけるようにこれからも一生懸命頑張っていきたいと思います。
そして昨日12日には苫小牧南高校にお邪魔して南高校、浦河高校、静内高校と練習試合を行いました。おなじみとなったメンバーに新たに浦河高校を加えて、普段できない貴重な5対5の実戦の場とさせていただきました。以前のブログでも書きましたが、この練習会は普段5対5をするのが難しいチームが集まっておおよそ月に一回行っています。一緒に練習試合をしていただける仲間が増えると嬉しく思います。もし興味のある指導者の方がこれを見ていただいていれば地区やカテゴリーを問わず遠慮なくご連絡いただければと思います。
内容については選手権予選で負けてから取り組んでいることが少しずつ形になっているのが感じられる試合となりました。普段の練習で強調しているディフェンスの強度やトランジションのスピードは確実に改善されており、選手たちもそれを感じることができたのではないでしょうか。やはりチームの力をつける方法は普段の練習しかありません。矢印を自分に向け、高い基準で練習をすることができれば力をつけられますし、そうでなければその逆のことが起こります。当たり前のことですが、私自身も常にこのブログや普段の言動を通して確認していないとついつい忘れて方法論や戦術に流れてしまいます。実際に試合の中でも緩んでしまうときや方法論にとらわれて本当に重要な強度の部分で頑張り切れない時間帯があるなどまだまだやり続けるという部分で課題が残る内容でした。重要なのは基準を高く持ち、良い判断のもとに正しい行動を強度高くやり続けること。このことを常に胸に刻んで日々を過ごしたいと思います。お世話になった学校のみなさま、ありがとうございました。
さて、来週19日には中学生向けの練習体験会が開催されます。予想を超える多くの方にご参加いただけることとなり、非常にうれしく思います。申し込みいただいた皆様には案内のメールを送信させていただきました。もし届いていない人や申し込みを忘れてしまったが参加したい等ありましたら顧問の先生を通じてご連絡いただければと思います。当日皆さんに会えるのを楽しみにしています。
【女子バスケットボール】雌伏の時
肌寒い日が増え、ぼちぼち冬も始まるのかなという時期に来ています。年々秋が短くなり、夏が終わるとすぐ冬が来るような感じがするのは私だけでしょうか。これがおじさんになるという事かなとも思いながら日々を過ごしています。
選手権予選が終わってから改めてチームでミーティングを行い、これからの方向性を確認しました。前回のブログでも述べたように悔しい結果は我々が成長を止める理由にはなりません。チーム始動の時に全員で決めた目標に向かって改めて一生懸命頑張っていきたいと思います。
先週末には青翔中学校に来校いただき、練習試合を行いました。選手権予選で出た課題と向き合うという事を一番のテーマとして臨みましたが、結果としてはもう一つ…全てができていないというわけではないですがあらゆることが少しずつ(かつしっかりと)足りないという事が改めて浮き彫りとなる試合でした。頑張りがなかなか結果に表れずに苦しい状況ではありますが、それでもこの状況とどう向き合うのかという事、そしてこの中で何をするのかという事が我々にとっては重要です。自分たちに矢印を向けて、しっかりと一つ一つ取り組んでいきたいと思います。青翔中学校の皆様、ありがとうございました。
話は変わって、西高女子バスケットボール部では10月19日に中学3年生対象の練習体験会を開催します。高校でもバスケットを続けるか迷っている人、進学先として西高を少しでも考えている人、バスケットのうまい下手にかかわらずどんな人でも大歓迎です。詳細については各中学校の顧問の先生宛にお知らせを送らせていただいているので、その案内から申し込みをお願いします。多くの方の参加をお待ちしています。
【女子バスケットボール】選手権予選結果
9/21,22の日程で行われた選手権の苫小牧地区予選会に参加しました。
対戦相手は苫小牧総合経済高校、以前から様々な形でお世話になっているチームで、目指すべき目標として背中を追い続けている存在でもあります。新チームになってから初めての公式戦でもあり、すべてが完成しているわけではありませんが、その中でも夏を通じて取り組んできたディフェンスとトランジション、そしてオフェンスのチームムーブといった自分たちが目指してきたバスケットを表現すること、それを通してその日になれる一番よい自分、チームになって勝利を目指そうと約束して試合に入りました。
試合の入りはチームのエナジーを感じるプレーが多くみられましたが、1Qの半ばから徐々に相手の強度に対応できなくなり、最終的には20-102という大差での敗戦となってしまいました。特にディフェンスリバウンドを安定させることができず、セカンドチャンス、サードチャンスを与えてしまい失点を重ねることとなりました。やはり強いチームに対してプレー強度の部分で対抗することが難しく、ここを乗り越えない限りは目標に届くことはないという事実を痛感する試合でした。
悔しい結果ではありますが、下を向いている時間は我々にはありません。アメリカのテキサス大学でアメリカンフットボールのコーチをしていたダレル・ロイヤルという人が選手にあてて書いた文章の中にこんな一節があります。
「フィールドでプレーしたことのある者ならば、誰でも屈辱を味わったことがあるはずだ。負けたことのない選手など、いまだかつて存在したことはない。
だが、一流の選手は、自分のそれまでの努力に報いようと、全てを尽くしてすみやかに立ち上がろうと努める。並の選手は、立ち上がるのが少しばかり遅い。
そして、敗者はいつまでもフィールドに横たわったままである。」
今の状況を嘆くことは誰にでもできます。しかし、この苦しい状況の中で何をするのか、良い判断、正しい行動をとり続けられるかといったことがその人や組織の価値を決めるのではないでしょうか。この結果を受け止め、何をするのか、どうやって強いチームのプレー強度に耐えられるチームになるのか、日々の取り組みを一から見直し、また一生懸命に頑張っていきたいと思います。
末尾ではありますが、応援していただいた皆様、運営にあたり尽力いただいた会場校をはじめとする関係者の皆様に深くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。