顧問ブログ

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帯広、苫小牧、ティッピングポイント

二日続けての投稿です。

とはいうものの前回の投稿からまた間が空いてしまいました。年始に立てた「試験期間を除いて2週間に1回の更新」という目標を早くも達成できておらず恥ずかしい限りです。もっと自分に厳しくならなくては…

さて、3月の末から多くの練習試合をさせていただきました。3/23には明野中学校さんに来ていただき、3/27,28には帯広まで遠征を行い、帯広柏葉高校さん、帯広三条高校さんと練習試合をさせていただきました。苫小牧に帰ってきてから4/1には苫小牧東高校さんにお邪魔し、苫小牧東高校さん、苫小牧南高校さん、室蘭栄高校さん、札幌西高校さんと練習試合を行いました。

各試合を通して選手・チームが成長していくところが毎日見られ、コーチとしてこれほど嬉しいことは無いなと思いながら、それでもまだまだチームとして取り組むべき課題もたくさん残っていると感じた1週間でした。お世話になった高校、中学校の皆様、本当にありがとうございました。

この期間チームを見ていて過去に読んだ本の内容を思いだしました。読んだのが数年前なので完全に覚えているわけではないのですが、「個人が集団が変化するとき、その変化の速度は比例直線の形をとらない。」というものです。誰かや何かが成長をするときには必ずティッピングポイントと呼ばれる地点があり、そこに至るまでは端から見ると変化がにぶいあるいは変化していないように見える期間があるということです。もちろんその間にも内部では小さな変化が積み重なっているのですが、なかなか表面に出てくることはなく、その小さな変化が積み重なってティッピングポイントを超えたときに、外部からも見て取れるような爆発的な変化がおこるそうです。(間違っていたらごめんなさい)

当時この本を読んだ時には「そうなんや」くらいの感覚しかなかったのですが、この数週間のチームを見ているとまさにそれが起こっているのではないかということが実感として感じられ、「こういうことだったのか」と腑に落ちる経験をしています。もちろんまだまだチームとしても組織としてもよくしていかなければいけない部分は山ほどありますし、このままいい方向に行き続ける保証などどこにもありません。それでも今この瞬間のチームの成長に立ち会えている喜び(部員のみんなもそれを感じてくれていると嬉しい‼)をひしひしと感じ、これこそがコーチ、あるいは教員という仕事の醍醐味だなと感じています。

春季大会まであと3週間、高体連予選までは2か月です。最後の最後まで成長し、このチームが行ける限界まで行ったと言って終われるチームを目指してこれからも頑張ります‼

新年度ご挨拶

4月1日となり、新たな年度が始まりました。

改めて今年度も顧問およびHCを務めます板倉です。チームでの活動を通して部員たちが成長できるよう、精一杯のサポートをして参りますのでよろしくお願いいたします。

そして4月から西高生になる皆さん。女子バスケットボール部では一緒に頑張る仲間を大募集中です。現在は3年生6名、2年生3名の9名で活動しており、人数は少ないですが、明るく楽しく一生懸命にバスケットに取り組んでいます。今バスケットをしている人、そうでない人、運動の得意な人、苦手な人、3年間一生懸命頑張れるならばどんな人でもかまいません。選手・マネージャー問わず募集しているので、少しでも興味のある人は是非体験に来てみてください。

ここで少し私自身の思いを書きたいと思います。

前回のブログでも書きましたが、高校生にとっての3年間というのは非常に密度が高く、価値のある時間です。楽しいこともたくさんあり、楽なことをしながらなんとなく学校生活を送っていても十分に楽しい時間を過ごすことはできるでしょう。その中で、自分の時間を使いながら部活動に打ち込むことの価値とは何なのでしょうか。

もちろん、部活動をしていた方が進学や就職で有利だとか、部活動による人間形成がその後の人生において評価されるとかそういった実利的な話もあるのかもしれません。しかし、せっかく自身の貴重な時間を使って活動するのにそれだけでは少しさみしいような気がします。

今回改めてそのことについて考え、私は部活動の価値というのは大きく三つあるのではないかと考えています。

一つ目は仲間との活動であるということ。彼女たちにとってチームの仲間というのは学校生活で一番長い時間をともに過ごす相手となるでしょう。楽しいことやうれしいこと、時には辛いこと、思うようにいかないことをともに分かち合い、一緒に頑張るという経験は生涯においてかけがえのない仲間を作ることにつながると思います。また、様々な仲間とチームとして過ごすことで、人との関係やその中で自分がどう振る舞うのかということについて学ぶことができます。

二つ目にうまくいかないことを学ぶということ。先ほども少し書きましたが、3年間の活動は楽しいことだけではありません。辛いことも経験しますし、うまくいかないことも多くあります。時には理不尽な思いをしながらそれでも前を向かなければいけないときもあるでしょう。特にバスケットというスポーツはその競技の構造上難しいことやできないことが非常に多く、弱者にとって残酷なスポーツです。誤解を恐れずにはっきりと言うと活動をしていく上で大多数の人にとってはうまくいかないことが非常に多くの割合を占めることになるでしょう。そのことと向き合い、どう行動するか、どうやってうまくいかないことを少しでもうまくいくようにするのか。そういった試行錯誤の経験は必ず人生において大きな財産となると考えています。

そして最後に一生懸命頑張る経験をするということ。頑張ると聞くと当たり前のように感じるかもしれませんが、一生懸命頑張る経験というのは意外と人生の中に多くありません。特に昨今は世の中が非常にソフトになり、ともすれば「頑張らないこと」「頑張らせないこと」をよしとする風潮があるように感じます。(このことについて是非を論じてるわけではありません…)しかし、人生において胸を張って「自分はこれを一生懸命に頑張った」といえることを作ることは、非常に大きな価値を持つと思っています。そして、何かを一生懸命必死になって追いかけ、それがうまくいかなかったとしても何かを失うわけではない。言わば「必死になって失敗できる」のは学生時代までではないでしょうか。先ほど述べたように、バスケット部での活動はうまくいかないことの方が多いでしょう。それでも自分と向き合い一生懸命頑張ることが、その人の人生を必ず良いものにすると私は信じています。そしてそれをする環境を用意できるということこそが部活動が提供できる一番大きな価値なのではないでしょうか。

長くなってしまいましたが、私は部活動の価値というものをこういう風に捉えています。そして、自分のチームはこのような価値を提供できる場所であるように私自身も一生懸命頑張らなければいけないと思っています。

【顧問】卒業式

前回の更新から少し間が空いてしまいました。学年末考査、卒業式、学力検査と行事が続き、思うように練習ができない日が続きましたがその中でもやれることに集中して活動しています。

これだけ練習できない日が続くと久しぶりの練習がうまくいくか不安でしたが、休み明けの練習で大きく体力を落としている選手がいなかったのが印象的でした。各自で考えてコンディショニングしてきたのでしょうか。だとしたら素晴らしいですね。いずれにしろ練習の強度を落とさずに春休みに入れそうです。当たり前かつ小さいことかもしれませんがこういう部分でもチームの成長を感じることができて本当にうれしく思います。

さて、少し遅くなりましたが3月1日に本校でも卒業式が行われました。女子バスケット部からは卒業する生徒はいませんでしたが、卒業生たちの姿を見ると色々な思いが頭をめぐり、少し感傷的な気分になってしまいました。それと同時に今の2年生もあと1年で卒業すると考えると時の流れの速さを感じるとともに何とも言えない気分になります。

バスケットボール部での活動は彼女たちの学校生活における一部分です。しかし、高校の3年間という非常に濃い時間の中で時間の多くを費やし、時には自分の時間や他にやりたいことを犠牲にして取り組むものであり、ただの一部分だけではないことも事実です。3年間が終わるとき、さらにその先の人生の中で振り返ったときにバスケットボール部での活動やそれを通じた人間関係が彼女たちの財産になり、一生懸命取り組んでよかったと心から言ってもらえるような活動でありたいと強く思います。そしてそれをサポートするに足るようにもっと私自身も成長をしなければならないなと決意を新たにする一日でもありました。

【顧問】試験期間

少しずつ春の雰囲気を感じる今日この頃、西高校は今週から学年末考査の試験期間となっています。
当たり前ですが西高のバスケットボール部でいるためには西高の生徒である必要があります。練習が休みの分、普段の練習に臨む熱量を勉強にも向けて頑張ってほしいものです。

さて、試験期間に入る少し前の2/10に苫小牧東高校にお邪魔して苫小牧東高校さん、苫小牧南高校さんと練習試合をさせていただきました。両校ともに苫小牧市内にあり、公式戦、練習試合でも多く対戦させていただくことで自分たちの実力や実力を試させていただける相手です。今回の練習試合では以前の対戦からの自分たちの成長を実感できた部分も多く、実りのある練習試合となりました。
苫小牧東高校さん、苫小牧南高校さん、ありがとうございました。

成長を実感できた一方で、試合を通しての継続性や相手ディフェンスのプレッシャーに対する対処などまだまだ取り組むべき課題も多くあるのも事実です。試験が明けるとすぐに春休み、そして春季大会、インターハイ予選があっという間にやってきます。自分たちの課題と向き合い、最後の日に笑えるよう一生懸命に練習していきたいと思います。

【顧問】練習試合

2月に入り寒い日が続く中ですが、チームは元気に活動しています。
最近は週に1回トレーニングルームでのウェイトトレーニングも取り入れ、ストレングスの面でも他のチームに負けないように取り組んでいます。

先週の土曜には室蘭清水丘高校さんに来校いただき、練習試合を行いました。
年明けから取り組んできたトランジションの切り替えやディフェンスのハリーバック等練習の成果が見られる場面があり嬉しい思いもありながら、リバウンドを中心にまだまだ取り組んでいかなければいけない課題も多いなと感じた試合でした。
室蘭清水丘高校の皆さん遠いところをありがとうございました!!

2月は推薦入試や学年末考査等で練習の機会が限られてしまいますが、1回1回の練習を大切にしながら頑張っていきたいと思います。