ゴールデンウィーク
ゴールデンウィークを迎え、ようやく苫小牧にも桜が咲いています。そして、この連休を利用して、多くの練習試合を行う機会に恵まれました。
4/28には室蘭清水丘高校に来校いただいて練習試合、5/4には苫小牧東中学校で多くのチームと練習試合ができました。5/6は稚内大谷高校に来校いただき、この3日間で合計約7ゲーム分の経験を積むことができました。お世話になった学校の皆様方、本当にありがとうございました。
自分たちが取り組んできたことでできるようになっていることも多く、チームがまた新たなステップに入って向上していることを強く感じるとともに、日に日にたくましくなっていく選手たちを見るのは本当にこの上ない喜びを感じます。1年生も今自分にできることや自分がやるべき課題に対してしっかりと取り組んでおり、その一生懸命な姿を見られることもうれしく思います。まだまだ課題は多く残っていますが、この成長を維持してあと3週間でいける限界まで良いチームになれるように頑張ります。
この期間特にうれしかったことを一つ。試合や練習を通じて出た課題を解決する速度が、以前と比較にならないほど速くなっていると感じます。ひとつ前の試合でできなかったことが次の試合で形になり、その次の試合では別の課題を解決できるようになっている。このことは一人ひとりがチームの課題と向き合ってしっかりと考えながらプレーしていることの証左だと思いますし、キャプテンを中心としてコミュニケーションが取れていることの証でもあるかと感じています。そして、このできないことをできるように取り組むプロセスというのはバスケットに限らずよい人生を歩むうえで必要不可欠なことであり、以前のブログでも述べたようにそれこそが部活動の大きな価値であると私は考えています。もちろん課題のすべてを解決できるわけではありませんし、うまく取り組めないこともあります。それでも自分たちで解決を目指そうという姿勢を持ち、努力を始めた時点ですでに彼女たちは勝者であり、それが実を結ぶかどうかにかかわらずその過程には大きな意味があるのでないでしょうか。そして、その取り組みをうまく結実させるようにサポートするのが私の仕事であり、それができる自分でいなければならないと責任の大きさを改めて痛感しています。
さて、いよいよ高体連の支部予選まで一月を切りました。来週末に札幌への遠征、それが終わると仕上げの時期に入ってきます。個人としてもチームとしてもまだまだ向上できる余地はたくさん残っています。できる限りの成長をして、最後の日に笑って終われるよう一生懸命に頑張りたいと思います。