顧問ブログ

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【女子バスケットボール】練習体験会

10/18に中学3年生を対象とした練習体験会を開催しました。今年は8名の選手の方に参加いただき、いつもと違う雰囲気の中で練習を行うことができました。

内容については私の時間のマネジメントが甘かったこともあり、すべてを伝えきることはできませんでしたが、それでも我々が普段どのようにバスケットと向き合っているか、チームの雰囲気などについては感じていただけたのかなという風に思います。もしこのチームの雰囲気や取り組みがいいなと思ってくれた方がいれば、4月にお会いできるのを楽しみにしています。

また、毎年参加者の方には伝えていることですが、西高を選ぶかどうかにかかわらず皆が好きなバスケットを高校でも続けてほしいなと心から思います。これは練習の内容や体験、我々の取り組みとは全く異なる話で単純に私の願望ですが、バスケットはいろいろなことを学べる本当に素晴らしいスポーツです。仲間と協力すること、自分と戦って打ち勝つこと、苦しい時に前を向くこと、バスケットの勝者を目指す中で得られる財産は数多くありますし、何より本当に楽しいスポーツで、人生を賭けて、時間を使って挑戦する価値のあるものだと心から思います。

皆さんがどのような進路を選ぶのかはまだわかりません。それでもこの練習体験会に来ていただいたという事は今バスケットが好きであるという事は間違いのないことかと思います。その気持ちを忘れずに、選んだ先で一生懸命にバスケットに取り組んでいくことは、必ず皆さんの人生を豊かにします。そして、その場所が西高ならば本当に幸せなことだなと思います。

体験会に参加していただいた中学生の皆さん、保護者の皆様、体験会開催にあたってご協力いただいた各中学校顧問の先生方をはじめとする関係者の皆様、本当にありがとうございました。今回日程の合わなかった方についても、練習の見学や体験は随時受け付けています。中学校顧問の先生か、西高校板倉まで直接お問い合わせください。

さて、そうこうしている間に2年生の見学旅行が来週に迫ってきました。よい選手である前によい西高生、何より高校生活でも最大のイベントである見学旅行です。しっかりと準備をして、徹底的に楽しんできてほしいなと思います。そしてそれが終わると期末考査、そして新人戦です。自分たちに矢印を向け、毎日の積み重ねが良い結果となるように、一生懸命に取り組んでいきたいと思います。

【女子バスケットボール】学校説明会

着々と気温が下がり、秋の訪れを感じます。ウィンター予選が終了した後もチームは前を向いて活動をしています。

10/3には本校の学校説明会が行われ、多くの方にご参加いただきました。毎年思う事ですが、これだけの人たちに西高校が興味を持ってもらっているという事実を素直に嬉しく思うとともに、その期待に応えられる学校にならなければと背筋の伸びる思いです。参加された中にこの学校の雰囲気がいいなと思っていただいた方がいたら、4月にお会いできるのを楽しみにしています。

10/5には苫小牧南高校、苫小牧東高校に来校いただいて合同練習を行いました。お互い人数が少ない中で定期的に開催している合同練習で、今回も貴重な5対5の練習の機会としていい経験をさせていただきました。ウィンター予選の後からチームとして取り組んでいることも少しずつではありますが形になってきており、この成長を継続していきたいなと思います。

さて、先日のブログでもお知らせしたとおり、中学生向け練習体験会の開催が2週間後に迫ってきました。西高校に進学を考えている方や高校でもバスケットを続けようと考えている方、単純に練習を体験してみたい方、どんな方でも構いません。申し込みについては、前回のブログに申し込みフォームを載せてあるのでそこからお申込みいただくか、各中学校顧問の先生に案内を送付させていただいているのでそこからお願いいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。

【女子バスケットボール】中学生向け練習体験会

部員ブログでもお伝えしましたが、この度苫小牧西高校女子バスケットボール部では10月18日8:30から中学3年生向けに練習体験会を開催します。

希望者の方は各中学校顧問の先生に案内を送付させていただいています。不明点がある場合は西高校板倉までお問合せください。

以下にも参加希望者用Formを添付しますので、そこから申し込んでいただいても構いません。(各自申し込み後に、各中学校顧問の先生に参加する旨を伝えてください。)

たくさんの方のご参加をお待ちしています‼

練習体験会申し込みフォーム

 

 

【女子バスケットボール】ウィンターカップ地区予選

9/20,21の日程で開催されたウィンターカップの地区予選会に参加しました。

結果は

1回戦 苫小牧西49-47苫小牧東

2回戦 苫小牧西19-138北海道栄

3位決定戦 苫小牧西33-96苫小牧総合経済

となり、4位で大会を終えました。

初日の苫小牧東戦は今大会のターゲットとしていたゲームであり、まずはディフェンスの強度で相手を上回って早い展開でバスケットをすること、リバウンドを確保してポゼッションの数で上回ること、苦しい時間帯になっても我慢して4Q勝負にすることをチームとして約束して試合に入りました。

試合開始直後はプレー強度で上回ることができ、シュートもよく決まって大きくリードして滑り出すことができました。しかし1Q の中盤から徐々に歯車がかみ合わなくなり、焦りも出て1Qは15-18というスコアとなりました。2Qも悪い流れを断ち切れず、こちらのスコアが伸びない時間帯が続き、前半は21-29で折り返しました。後半に入ると相手チームが少し疲れてきたこともあり、3Qで大きく差をつけて逆転に成功すると、その後追いつかれる展開を振り切って何とか2点差で勝利をつかむことができました。

正直に言って1Qの半分くらいから前半終了にかけては我々のバスケットが全くと言っていいほど表現できず、非常に苦しい時間帯でした。しかし、この苦しい時間帯にも我慢してディフェンスとリバウンドにしっかりと取り組めたことが、後から考えると勝敗を分けたなと思います。いつも書いていますが、苦しい時に何ができるかがその組織の価値を表します。そういう意味ではコートの上ではうまくいきませんでしたが、この時間帯のチームはしっかりと自分たちの価値を示せたのかなと思います。

その後の北海道栄戦は強度で全く歯が立たず…チームとしても1回戦でエネルギーを使い切ってしまった感があり、大会を通じてのエネルギーの使い方や1日2試合をやり切るタフさという部分でも課題の残る試合となりました。

翌日行われた3位決定戦の総経戦では、開始直後こそディフェンス中心に良いプレーも見られましたが、やはりここでも強度で勝てず。前日の2回戦に引き続きチームとしてまだまだ取り組まなければいけないことが浮き彫りになる試合でした。ただ、この試合でも今まで取り組んできたチームディフェンスについては通用するなという感覚もあり、明るい材料もしっかりと見つけて大会を終えることができました。

大会を通じて、まずはこのチームで初めて大会2日目に試合をすることができ、シード権を獲得できたこと、チームが一つステージを上がったことを素直にうれしく思います。この結果は彼女たちの頑張りが実現したものであり、その頑張りを誇らしく思うとともに、今までチームかかわってくれた方々に少しでもよい思いをしてもらえたかなと安心しています。

ただ、まだこのチームは続いていきますし、当然次の大会ではさらに良いものを作っていく必要があると思います。シードチームとして恥ずかしくないプレーが求められますし、次に対戦するチームは全力でこのシード権を狙いに来るでしょう。それに負けずにしっかりとプレーすること、さらに高い場所にたどり着くこと、またタフな挑戦になりますが、チーム一丸となり一生懸命に取り組んでいきたいと思います。

末尾になりますが、大会運営にあたって尽力いただいた関係者の方々、保護者の方をはじめ、応援いただいたすべての方に感謝いたします。本当にありがとうございました。

【女子バスケットボール】ウィンター予選組み合わせ

朝晩はだいぶ涼しくなり、秋の訪れを感じます。秋が来たという事は冬が来るという事。毎年書いている気がしますが、名古屋出身の私はとにかく北海道の冬におびえています。今年こそは快適な冬を送りたいと切に思います。

西高校では先週末まで中間試験が行われており、チームとしての活動はかなり制限される状態でした。それもあって試験明けの練習のコンディションが心配でしたが、チーム全体として悪くない状態で練習できており、きちんと試験期間中にもコンディションを作ってきたのかなと嬉しく思います。

15日には苫小牧南高校にお邪魔して合同練習をさせていただきました。本番前の最終調整として、5対5での実戦を経験することと、戦術的な到達度をチェックすることをテーマにして取り組みました。結果はまずまずといったところで、このままいければ本番でもいい試合ができるのではないかと思えるような内容でした。強度や戦術の遂行度はある程度のところまで高まっていると感じるので、あとは細かいところを修正することと、簡単なエラーをどれだけ減らせるかというところかと思います。チームとしての仕上がりはまずまずかなと思いますが、これに満足していては我々の目指す場所にはまだ届きません。大会までの1週間も自分たちを高められるようにしっかりと取り組んでいきたいと思います。苫小牧南高校の皆様、ありがとうございました。

そして、ウィンター予選の試合時間と会場が正式に決定しました。1回戦は下記の通り、9/20の9:00から苫小牧東高校にて苫小牧東高校と対戦します。彼女たちが輝く姿をぜひ多くの方に見ていただきたいと思います。お忙しい中とは思いますが、会場に足を運んでいただいて、ご声援のほどをよろしくお願いいたします。

【女子バスケットボール】夏の終わり、そしてウィンター

お盆が終わり名残を惜しんでいるうちに今日から2学期が始まりました。お盆休みは実家のある名古屋と大学時代を過ごした関西に帰り、久しぶりにのんびりと過ごせたかなと思います。しっかりと充電できた分いろいろなことに情熱をもって取り組みたいと思います。

お盆休みに入る前には恒例となったOGを交えての運動会とBBQ大会を行いました。詳細は部員ブログで書いてくれているのでここでは割愛しますが、久々に会うOGたちと楽しいひと時となりました。とは言ってもこの3月に卒業した学年なのでたった3か月会っていないだけですが、それでも久しぶりに会うと彼女たちが確実に大人になっていることが感じられてうれしく思います。いくつになってもOGたちが帰ってこられる場所としてこのチームがあるように、つながりを大事にして活動を行っていきたいと思います。

お盆休みが明けてからも20日に苫小牧南高校に来校いただいて合同練習、24日には静内高校に来校いただいて練習試合を行いました。夏休み前半の練習試合で出た課題をクリアしているかを確認する意味でも、非常に有意義な時間となりました。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。

夏休みを通して、チームは確実に前に進んでいると感じます。前回のブログでは思うようにいかないことばかり言ってしまいましたが、それでもその中で一生懸命に取り組んでいることは決して彼女たちを裏切っていないと強く思います。チームとしてまだまだ解決すべき課題は山積みですが、それでも夏休みに入る前と比べればバスケットの質は大きく向上していると言っていいでしょう。この成長をさらに加速させること、もっといい方向にもっといい速度でチームが進むようにしていくことが私の仕事です。これからも基準を高く持って、毎日の活動を一生懸命に取り組んでいきたいと思います。また、新学期が始まりバスケットだけに集中できる幸せな時間は終わりました。よいプレイヤーである前によい西高生です。教室でも体育館でも自身を高められるように、チーム一丸となって頑張りたいと思います。

さて、夏が終わるともうウィンターカップ予選になります。先日組み合わせ抽選会があり、1回戦の相手は苫小牧東高校に決まりました。いつも合同練習や練習試合でお世話になる学校であり、個人的には私がこのチームを見始めて最初に公式戦で戦った相手でもあります。試合会場や時間は正式に決まり次第このブログでお知らせします。チーム一丸となり勝利をつかみたいと思いますので、ぜひ会場に足を運んでいただいて、応援のほどをよろしくお願いします。

【女子バスケットボール】夏休み前半戦

暑い日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私が苫小牧に来てから年々暑くなっている感があり、このままいくと数年後には本州と変わらなくなるんじゃないかと不安な日々を過ごしています。

夏休みが始まり、暑い中でもチームは元気に活動しています。夏休み前半は恒例の練習試合ラッシュで、7/27には白老中学校・白翔中学校に来校いただいて練習試合、7/30,31,8/1には夏の遠征として、札幌日大高校、札幌東高校、岩見沢緑陵高校にお邪魔してそれぞれ練習試合、苫小牧に帰ってきて8/6にはウトナイ中学校にお邪魔して練習試合、8/10は苫小牧南高校にお邪魔して南高校、苫小牧東高校、苫小牧総合経済高校、室蘭清水丘高校と練習試合をさせていただきました。この期間で多くの実戦経験を積むことができ、チームとして向上する良い機会となりました。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。

とはいうものの、夏休み前半を振り返ると、率直に言って「思い通りにいかんかったなあ」でした。夏の遠征では津波の影響や体調不良などで思うように試合をこなせず、そのほかにもけが人が出たこともあってチームとしてこの機会を十二分に生かすことができたかというと少し物足りなかったかなというのが正直な気持ちです。もちろん自然環境はノーコントロールですし、どれだけ気を付けていても体調不良になることはあります。一生懸命にプレーすればするだけ怪我のリスクもありますし、人数が少ない状況でやっているのでなおさらのことです。部員達それぞれは一生懸命にやっている中でのことなので何が悪いという事を言いたいのではありませんが、それでもこれだけ思い通りにいかないことが続くとなんだかなあというのが正直なところです。(私の日頃の行いがよほどよろしくないという事なのでしょうか…)

その中でよかったのは、チームの構成員が誰一人として「だからできない」というメッセージを発さなかったことかなと思います。いつも言う事ですが、苦しい状況、難しい状況の中で何ができるかがその人や組織の本当の価値であり、バスケットボールの勝者とそれ以外を分ける大きな要素です。そういう意味では、この難しい状況の中でもプレーする選手が前を向いて、自分にできることを探して必死に取り組む姿勢が見られたのは、チームとしての成長を感じられる場面だったかなと思います。

さて、夏休みも一区切りという事で最近心に残った話題を一つ。私は東京医療保健大学の恩塚亨さんという指導者が非常に好きで、よくクリニックビデオを見て参考にさせていただいています。少し前まで女子日本代表のHCをされていて、日本でももっとも有名な指導者の一人なので今更私が紹介するまでもない方なのですが、最近見たクリニックビデオの中で非常にいいことをおっしゃっておられたので紹介したいと思います。ドライブに対する合わせを指導する中で、ボールレシーバーがスペーシングを怠ったり、レシーブの声が出ないという事に対して、恩塚さんはこのようなことを言われていました。(覚えている内容を私の解釈含めて書いているのでもしかしたら少し表現は異なるかもしれません)

「ゲームの勝敗というものを考えたときに、やれることをやらずに負けるというのは悔しくない?スペーシングをすることや声を出すことは誰にでもできることで当然やった方がいいこと、それをやらずにいることが原因で負けるのは悔しくない?」

ここまではある程度よく聞く話で、私自身も似たような話をすることがあります。それに加えて恩塚さん曰く

「当然やった方がいいことを毎回きちんとやり切れる自分になるのかどうかっていうのは大きな問題だと思うよ。」

何気ない一言かもしれませんが、この後半を聞いて、今我々が掲げているバスケットボールの勝者というのはこういう事なのかと少しわかったような感じになりました。恩塚さんはよく「どういう自分になるのか」という表現を使って話をされますが、まさにこれこそが「どういう自分になるのか、やった方が当然いいことをきちんとやり切る自分になるのか、そうでない自分のままでいるのか」という分水嶺なのではないでしょうか。

我々が普段生活する中でも、当然やった方がいいことだけど少しやるのが億劫なことというものがしばしば現れます。(というより、我々の生活はそういったものであふれているのではないでしょうか。)そしてそういったものは往々にして、一回するのは簡単でも毎回毎回継続することが難しいものであったりします。そのやった方がいいことを毎回毎回きちんとやり切る自分でいるのか、あるいは億劫さに流されてやれない自分のままなのか。これを分けるものこそ我々の意志の力であり、バスケットボールの勝者とそれ以外を分ける大きな境目ではないでしょうか。コートの上でそれがやり切れればゲームの勝者に近づき、バスケットでやり切れる人は普段の生活でもそれをやり切ることができるでしょう。そのことはバスケットの勝者になることへとつながり、彼女たちの人生を必ず豊かにしてくれると思います。

バスケットをしている中でこういった発見をできることが数多くあり、そのたびに本当に面白い競技だな、人生の時間を費やすに値する価値がある取り組みだなと思わされます。その価値や良さをもっともっと発信できるよう、まずは我々がその価値を体現できるチームになれるようにこれからも取り組んでいきたいと思います。

さて、明後日からチームはお盆休みに入ります。お盆が開ければすぐに新学期、バスケットに集中できる幸せな期間はあと少しです。そして2学期が始まればすぐに試験、それが終わるとウィンターカップの予選となります。限られた時間の中で少しでもチームが向上して試合に向かえるよう、また一生懸命に頑張りたいと思います。

【女子バスケットボール】西高祭と夏休み

苫小牧でも30℃を超える日があるなど本格的に夏の訪れを感じる今日この頃です。西高祭も終わり、学校としてはあと少しで夏休みといった感じでしょうか。そして、またまたお久しぶりの更新です。西高祭でバタバタしている間にうっかり1学期が終わりそうになってしまい、何かよくわからずに焦っている自分がいます。言い訳せずにやることにしっかりと取り組まなければ…

西高祭では様々なところで活躍する部員の姿を見ることができました。よい選手である前によい西高生。行事ごとに一生懸命に取り組めるところは我々のチームの良いところの一つかなと思います。クラスでも体育館でも他者によい影響を与えられる存在であれるよう、これからも頑張りたいと思います。

西高祭明けから暑い中でもチームは前に進んでいます。7/13には光洋中学、苫小牧東高校、苫小牧南高校に来校いただいて合同練習、7/19には苫小牧中央高校にお邪魔して練習試合を行いました。合同練習はおなじみのメンバーに光洋中を加えて、いつもと少し異なる雰囲気での練習となりました。いつもは引っ張れる側の下級生も、中学生との合同練習では相手を引っ張る側に立たなければならず、いつもと違う役割の中でよい経験ができたのではないかと思います。19日の練習試合は、新チーム初の練習試合だったこともあり、今段階で何ができて何ができないのかをチェックしようというテーマで臨みました。結論から言えば強度で全く相手にならず…強いチーム相手ですがもう少し日頃の練習を表現してほしかったかなというのが正直なところです。部員の皆にも伝えましたが、これが取り組みの基準です。まずはこの強度に耐えられるチームにならなければ、強いチームに対して勝負の土俵に上がることすらできないでしょう。強度と継続性、このブログで幾度となく取り上げたテーマですが、今年もそれとしっかり向き合い、基準を高くもって頑張っていきたいと思います。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。

さて、冒頭でも書いたようにいよいよ夏休みが目前に迫ってきました。例年のごとく夏休みは練習試合を多く組んでいますし、7月末から8月にかけては遠征も予定されています。暑い夏になることが予想されるのでまずはコンディションをしっかりと整え、毎日毎日しっかりと成長できるよう、夏が終わったときに個人としてもチームとしても一回りたくましくなった姿が見せられるように頑張っていきたいと思います。

【女子バスケットボール】新チーム始動

ずいぶん久しぶりの更新となってしまいました。インターハイ予選が終わり、試験期間もあってバタバタとしているうちにいつの間にか時間が…このブログに限らずやるべきことをついつい先延ばしにしてしまいます。いつも思う事ですがもう少し自分に厳しくあらねば…

インターハイ予選の結果を受けて新チームが始動しています。チームの始動にあたり改めて目標の確認を行い、今年のチームの目標はシード権の獲得になりました。現状苫小牧地区には4チームのシードチームがあり、そのどこかに勝つという事になります。どのチームも手ごわいチームですし、くじ運もあるのでどこと当たるのかはコントロールできません。その中で目標をを達成するためには我々がもっともっとステップアップしなければならないことは明白です。3年生の中にもウィンター予選までチームとして活動したいと言ってくれた選手もおり、まずは選手9名、マネージャー1名の10人でチーム一丸となり、ウィンター予選でどのチームと当たってもきちんと勝負ができるように一生懸命頑張りたいと思います。

6/22には苫小牧南高校、苫小牧東高校に来校いただいて、合同練習を行いました。テストが明けてからほとんどの時間をファンダメンタルに費やしてきており、チームとしての準備はほぼない状態で他のチームとの活動となりました。いいプレーも随所に見られながら、全体としてはまだまだこんな感じかなというのが正直なところです。まずは選手各自がレベルアップすること、そしてそれを通してチームとしての力の総和を上げていくという事がこの時期には必要不可欠だと思います。戦術や方法論にとらわれず、まずは強度とファンダメンタルに重点を置いて取り組んでいきたいと思います。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。

さて、言っている間にもう7月、本校では7月といえば西高祭です。いつも部員の皆には伝えていることですが、よい選手である前によい西高生、何より1年で1番大きな学校行事です。クラスでも存在感を発揮してもらい、行事ごとをしっかりと楽しめる人間であってほしいなと心から思います。

そして西高祭が終わるとすぐに夏休みです。1年で最もチームが伸びる時期といっても過言ではないでしょう。このチャンスに十分に成長できるよう、しっかりと準備を整えて夏休みを迎えたいと思います。

【女子バスケットボール】インターハイ予選

5/22,23,24の日程で行われたインターハイ支部予選が終了しました。チームとして一段落し、気持ちの整理をつけている間に一週間たってしまいました。

お伝えしている通り、結果は1回戦で苫小牧総合経済高校に敗れて大会を終えることとなりました。

以前も少し書きましたが、総合経済高校さんは私がこのチームを見始めて初めて練習試合をさせていただいた相手でもあり、目指すべきチームとして(勝手に)背中を追い続けているチームの一つです。今回の試合では我々のチームもいい仕上がりで、胸を張って勝負ができるところまで来たという気持ちと、それでも強い相手に勝てるかという不安が入り混じった状態で試合を迎えました。

初めて試合をする会場であり、うまくいかないことや普段と違う事もある中で、まずは強度、具体的にはディフェンスとリバウンド、そしてそこからのトランジションで上回ること。試合の最初からエナジーを全開にして、食らいつけるところまで食らいついてゲームの最後までそれを出し切ろうと約束してゲームに入りました。

1Qの出だしは我々のやりたいバスケットが表現でき、特に強度の高いディフェンスから早い展開を続けられたことでよい試合の入りができました。2Qに相手の3Pが当たりだしたところで逆転されてしまい、けが人も出る中で強度を維持できずにじりじりと点数が開いていく展開になり、最終的には47-75という結果になりました。

結果としては大きく差の開いた試合となってしまいましたが、決して下を向かなければいけない試合ではなかったと思います。今年は総合経済高校と公式戦で多く(4大会で3回‼)当たる中で明らかに以前のゲームとは内容が違いました。試合を通じて我々の時間帯も多くあり、本当に胸を張って勝負ができたゲームだったと思います。結果については最後はHCである私の責任です。選手たちには今できることをやり切ったという事に対して胸を張ってほしいなと思います。まだまだ3年生と一緒にバスケットをしたいと心から思いますが、それはこれから彼女たちが決めること。チームとしてはいったん一区切りとなります。

今年の3年生は2人しかおらず、下級生のころからずっと試合に出続けていました。キャプテン筆頭に本当に真面目に練習する代で、人数が少なく、練習も限られる中でとにかくコツコツと3年間練習を積み重ねてきました。その積み重ねた練習(特にディフェンス)はこの試合でも決して彼女たちを裏切らなかったと思います。

以前のブログでも書きましたが、このインターハイという大会を勝って終われるチームは日本に一つしかありません。では日本によいチームは一つしかないのかというと私は決してそんなことはないと思います。負けてこれを言うのが本当に悔しく、情けなく思いますが、バスケットボールゲームの勝者になれずとも、バスケットボールの勝者になるチームは必ず存在すると私は信じています。我々のチームがバスケットボールの勝者に値するチームであったかは自分たちにはわかりません。それはこれからの彼女たちの人生や、我々のチームのふるまいによって表現されていくのでしょう。彼女たちがバスケットやこのチームから教わったことが彼女たちの人生によい影響を与え、彼女たちの人生が豊かになってほしいと心から思います。

末尾になりましたが、大会運営にあたり尽力いただいた関係者の皆様、3年間支えていただいた保護者の皆様、応援いただいたすべての人に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

杏樹、那緒、3年間お疲れさまでした。よく頑張りました。一緒に頑張ってくれて本当にありがとう。また一緒にバスケットしましょう。

【女子バスケットボール】明日はインターハイ

先ほどインターハイ予選前の最後の練習が終了しました。大きなけが人はなく、11人全員で試合に向かうことができそうです。

早いものでこのチームが始動してから1年がたとうとしています。この1年、多くの経験をして悔しい思い、苦しい思いをしながらもチームは成長を続けてきました。あとはこの成長を結果につなげられるように明日からの3日間をしっかりと頑張りたいと思います。

すでにお知らせしている通り初戦は明日の12:30、室蘭市の栗林商会アリーナで苫小牧総合経済高校との対戦となります。チーム一丸となり、勝利を目指して40分我々のバスケットをコートに表現します。ぜひ会場に足をお運びいただき、彼女たちの一生懸命な姿をご覧いただければと思います。多くの方のご声援をよろしくお願いいたします。

【女子バスケットボール】インターハイ支部予選組み合わせ

GWも終わり、チームはインターハイ予選に向けて詰めの段階に入ってきています。札幌遠征以降目に見えて取り組みの変わった選手もおり、チーム全体が前を向いて進んでいることをうれしく思います。

前回のブログ以降、5/10には浦河高校に来校いただいて練習試合、5/11には苫小牧東高校にお邪魔して練習試合を行わせていただきました。本番前の最終チェックとしてゲームプランを含めた勝つための準備を最大のテーマとして臨みました。結果は収穫も多い一方であと少し詰め切れていない部分も残っているというのが実際かなと思います。特に自分たちのいいゲームを2日間そろえることや、そのためのエネルギーの使い方といった部分で課題が残ったかなと思います。本番の支部予選では最大3日間、4試合を戦わなければいけません。本番前にいい学びを得ることができたので、これを糧にできるようあと1週間半一生懸命に頑張りたいと思います。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。

さて、タイトルにも書いたとおり、インターハイ支部予選の組み合わせと試合時間が決定しました。対戦相手は部員ブログでお知らせしたとおり苫小牧総合経済高校、5/22の12:30から栗林商会アリーナでの試合となりました。

総合経済高校は何度も対戦させていただいているチームで、非常に強いチームです。直近では悔しい結果となった春季大会で対戦しており、そこから我々がどう変わったかを表現できる非常に良い相手です。そして、我々がいいゲームをして、自分たちのバスケットが表現できればいい勝負ができると考えています。残りの時間をしっかりと過ごし、いい準備をして試合に向かえるようにしたいと思います。

繰り返しになりますが、彼女たちの輝いている姿を一人でも多くの方に見ていただきたいと思います。ぜひ会場に足を運んでいただいて、ご声援のほどをよろしくお願いいたします。

【女子バスケットボール】札幌遠征

GWも終わりに差し掛かり、苫小牧でも桜が咲いています。だいぶ暖かくなり、雪と寒いのが苦手な私としては嬉しい限りです。

GWを利用して、多くの練習試合を行うことができました。4/26日には苫小牧南高校にお邪魔して南高校と練習試合、5/3,4は札幌に遠征して札幌南高校、札幌藻岩高校、札幌厚別高校、札幌国際情報高校、札幌白石高校と練習試合をさせていただきました。苫小牧に帰って来てからは5/6に帯広北高校に来校いただいて練習試合を行いました。技術、戦術ともに本番前にチャレンジのできる最後の機会として、個人として、チームとして向上することとゲームの準備をすることの両方をテーマにして臨みました。結果としてはできたところや成長を感じられる部分も多くありながら、勝利をつかむという部分で詰めの甘さが出たかなと思います。ゲームの中身やバスケットの質としてはかなり向上してきている実感があるので、しっかりと勝利をつかみ切るという部分にフォーカスして、あと2週間を過ごしたいと思います。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。

ここにきて、ずっと課題にしている強度や継続性でもチームが格段に向上しているのが見られ、とてもうれしく思います。過去に強度で対抗できなかった相手に対しても、ゲームを通してしっかりとついていくことができるようになり、新チームになってからずっと追い求めてきたものが形になってきているのを感じます。これは、3年生をはじめとした選手たちの一生懸命な取り組みが作ったものであり、やはり日々の取り組みはうそをつかないという事を感じるとともに、それを実現している彼女たちの頑張りを誇らしく思います。

ただ裏を返せばそれでもまだ足りていないという事も事実です。その強度を保ったままで正確にプレーすることやしっかりとシュートを決めきってくること。まだまだやらなければいけないことは残っています。最後の瞬間まで向上し、このチームが最も良い状態でゲームに向かえるように頑張っていきたいと思います。

そして、今回の札幌遠征は比較的近くへの遠征だったこともあり、一部のご家庭に協力いただいて現地集合とさせていただきました。こういった遠征や練習試合を通して、改めて保護者の方に助けられているチームであるという事を実感します。日々の家庭でのサポートは言うに及ばす、練習や練習試合の送り迎え、遠征となれば費用負担といったようにあげていけばきりがありません。我ながら甘えてばかりで申し訳なく思うとともに、支えていただける環境に感謝しなければと思いながら日々を過ごしています。いつも本当にありがとうございます。そして、一番の恩返しは彼女たちがバスケットに夢中で取り組み、コートで輝く姿をお見せすることだと思います。保護者の方にもこのチームに所属してよかったと思っていただけるよう、一生懸命に頑張りたいと思います。

さて、いよいよインターハイ予選があと2週間に迫ってきました。個人的には3年生にはそこで終わりにしてほしくないという気持ちがありますが、それは結果と彼女たちが決めること。もしかするとこのチームでバスケットができるのはあと2週間になるかもしれません。完璧に悔いのない最後というものは存在しないのかもしれません。それでも彼女たちがやり切った、このチームでよかったと言って終われるように残りの時間を一生懸命に過ごしたいと思います。

そして、その彼女たちが一生懸命な姿を少しでも多くの方に見ていただきたいと思います。試合日程や会場は決まり次第このブログで速やかにお知らせします。今年度は室蘭開催で少し遠いですが、ぜひ会場に足を運んでいただき、ご声援のほどをよろしくお願いいたします。

【女子バスケットボール】春季大会

4/19,20の日程で行われた春季大会に参加しました。

対戦相手は苫小牧総合経済高校、以前より様々な形でお世話になっている学校で、苫小牧地区の中でも上位の力を持つ強いチームです。新入生も入ってチームにも変化がある中ですべてが完成しているわけではありませんが、それでも今できるすべてをコートで表現すること、特にディフェンスとリバウンドを頑張ってチャンスをつかもうと約束して試合に入りました。

開始直後はチームのエナジーが表現でき、いいプレーも多くみられましたが、肝心のシュートがうまく入らず…プレーの強度にも差がある状況の中でプレーが重なるたびに少しずつですが確実に差が開いていき、終わってみれば28-93と大差での敗戦となりました。

またしても行きつくところはプレーの強度。繰り返しになりますが本当に難しいなと思います。チームにエナジーがある出だしは乗り切れても、プレーが重なっていくたびに明確に差がついていくのを目の当たりにして、やはりここを避けて通ることはできないなと強く感じます。

それでも、我々に下を向いて止まっている時間はありません。今回の敗戦に関しても以前の試合よりも距離は詰まっていると感じましたし、この大差で言う事ではないかもしれませんが、決して埋められない差ではないとも感じます。自分に矢印を向けて正しい努力を十分な量積み重ねること。もっと強度高く、もっと正確にプレーできるように毎日のふるまいを見直して一生懸命に頑張ること、それに尽きるのではないでしょうか。そして、それができた選手がコートに立ち、チーム全体で十分にそれができたときに目標が達成されるのだと思います。我々が目指す場所がそこにある以上は、そこを目指して最後の瞬間まで必死にもがくだけです。チームで一丸となって一生懸命に取り組みたいと思います。

さて、春季大会も終わり、いよいよインターハイ予選が近づいてきました。個人的には3年生には冬のウィンター予選まで続けてほしいなと思いますが、そこはそれぞれの選択があります。もしかしたらこのチームで活動をできるのはあと一月ほどになるかもしれません。完全に悔いのない最後というのは難しいかもしれません。それでもしっかりやり切った、このチームが成長できる限界まで成長したと言って終われるように最後の瞬間まで頑張りたいと思います。

そして、1年生が入ってきてここからはチームでの競争も激しくなります。先ほども述べましたが、チームに必要とされる振る舞いができる選手が多くプレータイムを得ることとなるでしょう。自分自身を高めることがチームを高めることにつながります。自分のすべきことに目を向けて、チーム全員で一生懸命に頑張っていきたいと思います。

末尾になりますが、大会開催にあたって尽力いただいた関係者の皆様、そして応援に駆けつけていただいた多くの方に厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

【女子バスケットボール】新学期スタート‼

苫小牧もようやく暖かくなり、春が来たなと嬉しく思います。嬉しく思っていたら始業式と入学式が終わり、新学期がスタートしています。私自身も今年度からは1学年の担任ということでまた改めてのスタートに身が引き締まる思いです。

前回のブログから、4月7日には苫小牧南高校さんに来校いただき、練習試合を行いました。少しけが人も多い中で、出るメンバーが今までの練習をどう表現してくれるのかを楽しみにしていましたが、結果、内容ともに少し寂しいものとなってしまいました。メンバーが変わる中で今まで出来ていたことが表現できなくなり、そこから立て直せずにゲームを終えてしまったように思います。

バスケットボールは5人でする競技であり、試合時間は40分です。したがって、5人×40分の200分しか1試合にチームとしてプレイできる時間はありません。もちろんその200分は皆に均等に与えられるわけではなく、チームを良くしてくれる選手(必ずしも技術的に高い選手とは限りません)が優先的に多くのプレータイムを得ることになるでしょう。もし彼女たちがもっと多くプレーし、自分の力でチームを勝利させたいと思うならば、チームの中での競争に勝って、コーチ(私です)やチームメイトに対して、チームを良くする存在だと認めさせる必要があります。

以前お話ししたバスケットから学ぶ瞬間にも通じますが、チャンスは平等にはありません。そのチャンスが来たとき、自分を表現してそれを捕まえる準備が十分にできているか、たとえそのチャンスをとらえられなかったとしても、そこから学んで次のチャンスのために準備ができるか。チームに自分を認めてもらおうと思うならば、そういったことが求められるのではないでしょうか。そして、それができていないという事はチーム全体の準備不足であり、HCである私の力量不足だなと責任を痛感しています。

それでも我々に下を向いている時間はありません。苦しい時に正しい行動をとれるのがバスケットボールの勝者であり、それができるかどうかがその人、その組織の価値を決めます。春季大会まであと一週間、しっかりと矢印を自分たちに向けて、また一生懸命に頑張っていきたいと思います。

さて、冒頭でも書いた通り4月8日に入学式が行われ、また新たに160名の仲間が入学してきました。新入生の皆さん。女子バスケットボール部では一生に頑張る仲間を大募集中です。バスケットをやっていた人、いない人、運動の得意な人、苦手な人、3年間一生懸命頑張れるならばどんな人でも大歓迎です。練習時間や場所は校内に貼ってあるポスターを見たり、先輩に聞いてもらえればと思います。まずは一度見学に来てください。部員一同お待ちしています。

【女子バスケットボール】春休み前半戦

春休みも半分が過ぎました。個人的にバタバタしていたこともあり本当にあっという間で、このまま気が付くと1学期が始まるのでしょう。

春休みの前半は長期休み恒例の練習試合ラッシュとなっており、26日には室蘭清水丘高校に来校いただいて練習試合、29,30日には帯広に遠征して帯広柏葉高校、帯広北高校と練習試合、31日には苫小牧東高校にお邪魔して東高校、苫小牧南高校、苫小牧総合経済高校、札幌西高校と練習試合、4月に入って3日には静内高校に来校いただいて練習試合を行いました。多くの試合経験を積むことができ、貴重な機会となりました。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。帯広遠征の様子は部員ブログのほうにもアップされているので是非ご覧ください。

多くの練習試合を行い、できていることが増える一方で正直に言ってまだまだだなと思う事もたくさんあります。特に以前解決できたはずの課題を繰り返すことが多くあり、その面についてはもう少し自分自身と向き合う事や、基準を高く持って取り組むことが必要なのかなと感じます。もちろん彼女たちは人間なので、毎日同じようにプレーすることはできませんし、うまく取り組めないことがあるのは承知の上です。時にはうまく頑張れなかったり、以前できたことができなくなったりする日もあるでしょう。それでも、それをよしとしていては向上することはありません。難しい時によい選択、正しい行動をとれるかどうかが、バスケットボールの勝者となれるか否かの大きな分かれ道です。うまくいかない日にこそ自分に矢印を向け、前を向いてよい行動をとれる人間であってほしいと思います。

さて、学校は始業式、入学式に向けて一直線です。チームにも新しい仲間が増え、新たな競争も生まれてくることでしょう。そしてあと2週間ほどで春季大会、その先にはインターハイ予選が迫っています。最後の瞬間まで成長し、このチームがよくなれる限界まで良くなって終われるよう、1日1日を大切に一生懸命頑張りたいと思います。

【女子バスケットボール】新年度ご挨拶

4月1日となり、新たな年度が始まりました。

改めて今年度も顧問およびHCを務めます板倉です。チームでの活動を通して部員たちが成長できるよう、精一杯のサポートをして参りますのでよろしくお願いいたします。

そして4月から西高生になる皆さん。女子バスケットボール部では一緒に頑張る仲間を大募集中です。現在は3年生2名、2年生4名の6名で活動しており、人数は少ないですが、明るく楽しく一生懸命にバスケットに取り組んでいます。今バスケットをしている人、そうでない人、運動の得意な人、苦手な人、3年間一生懸命頑張れるならばどんな人でもかまいません。選手・マネージャー問わず募集しているので、少しでも興味のある人は是非体験に来てみてください。

さて、今日から2025年度が始まります。365日の中の1日といってしまえばそれまでですが、新たに何かを始めたり、決意を新たにするにはいい日なのではないかと思います。昨年は部活動の価値について書きました。今年は我々のチームが持つ価値について私の考えを述べたいと思います。

高校の3年間というのは特別な時間です。おそらく人生の中でも最も濃度の高い3年間であり、ただただなんとなく過ごしても十分に楽しい時間を過ごすことはできるでしょう。その中で時にはやりたいことを犠牲にしながら自分の時間を使って活動する我々のチームの価値とは何なのでしょうか。

チームの価値を考えるうえで、このチームが担うべき使命について考えるのを避けることはできません。私が考えるこのチームの使命は、「バスケットボールを通じてチームに関係する人たちの人生を豊かにすること。」です。バスケットボールはどこまで行ってもスポーツであり、人生の一部です。その人の人生の中でどのくらいの大きさを占めることになるかはその人次第ですが、一部であるという事は変わりません。人生の前にバスケットが来ることがあってはいけませんし、バスケットを使って、(あえてこの表現をします)その人の人生を豊かにするという事が、すべてのバスケットボールチームに共通する使命なのではないでしょうか。

逆に言えば、人生が豊かにならないようなバスケットへの取り組みをすべきではないですし、私自身は一生懸命にバスケットに取り組むという事がその人の人生を良いものにすると信じています。したがって、私が所属するチームでは一生懸命にバスケットをすることによってその人の人生を良いものにするという事が一番大きなチームのゴールになるのではないかと思います。

そして、人生を豊かにするのは選手やマネージャーだけではないとも思います。かかわっていただける保護者の方や応援してくれる学校関係者、OGたち、もしかしたらいるのかもしれない西高女子バスケットのファンの方、もちろん私自身も含めて、チームにかかわるすべての人たちの人生が豊かになるような活動を行いたいなと思います。そのため、学校の内外で応援してもらえるようなチーム、応援してくれる人たちに応援してよかったと思ってもらえるようなチームであることをゴールにして活動を行いたいと考えています。

そして、そのゴールを達成するために、我々のチームでは「バスケットボールゲームの勝者を目指すことを通じて、バスケットボールの勝者になる」ことを目指したいと思います。バスケットボールゲームの勝者になるということは、すなわちゲームに勝利するという事であり、我々は徹底してこれを目指したいと思います。昨今の風潮として、勝利を目指すという事があまりよしとされず、結果より過程を重視すべきであるというものがあるように感じます。しかし、私は勝利を目指さなければ過程に価値は生まれづらいのではないかと思っています。私が尊敬する指導者の方がおっしゃっていたことの一つに「必死に勝利を目指す過程こそが、最後に出る結果に価値を生む。」というものがあります。結果だけを見てしまう事は確かに間違いを生むかもしれません。しかし、勝っても負けてもいい取り組みの中で得られる負けにどれほどの価値があるでしょうか。勝利を目指して一生懸命に頑張るからこそ、届かなかったという結果からも学ぶことができ、それを通してその人の人生は豊かになると私は信じています。もちろんまだまだ我々のチームは未熟で、勝てるチームというには程遠いのが現状です。しかし、勝利を目指すという事だけは絶対に曲げずに活動をしていきたいと思います。

そして、ある意味でバスケットボールゲームに勝利することより難しいのが、バスケットボールの勝者となることです。以前からこのブログで何回かこの表現を用いていますが、バスケットボールの勝者になるとはどういうことなのでしょうか。

この日本に最後の大会を勝利して終われるチームというのは1つしかありません。高校女子カテゴリーであれば、ウィンターカップの優勝校がそれに該当し、昨年度はおおよそ6000チームの中から京都精華学園が優勝しています。したがって、究極的にはこの日本においてゲームの勝者となったといえるのは京都精華学園なのでしょう。では、それ以外のチームは敗者なのでしょうか。先ほど書いたゲームの勝利を追求するという内容とは矛盾しそうですが、私はそうは思いません。決勝で京都精華と激戦を繰り広げた慶誠高校、下級生中心のチームながら素晴らしい戦いを見せてくれた大阪薫英高校、個人的に応援したいなと思わせるようなバスケットをしていた鵠沼高校や県立小林高校。ぱっと思いつくだけでも素晴らしいチームがたくさんあり、そのどれもが勝利をつかもうと必死に取り組み、バスケットの勝者に値するチームだったと思います。(思いつくままにあげているので他の素晴らしいチームを落としています。全部書こうとするとスペースが足りません。ごめんなさい。)ここであげられるチームはウィンターカップの本選に出場しているチームであり、そのチームと戦って涙をのんだ素晴らしいチームがこの日本の中に無数に存在しているのだと思います。

ゲームの勝者になれるのは1チームです。(バスケットに引き分けはありません)そして多くのチームや選手はそれに届きません。その届かないかもしれないゴールに対して日々頑張ること、そのために己を律し、闘うこと、苦しい環境に置かれたときに正しい行動をとること、それこそがバスケットボールの勝者と呼べるもののふるまいであり、バスケットボールの勝者となるには必ずしもゲームの勝者である必要はありません。ただそれを目指して一生懸命に取り組み、それに値する行動をとり続けることに尽きるのだと思います。

そして、バスケットボールの勝者を目指すことは必ず彼女たちの人生やチームにかかわる人たちの人生を豊かにし、そのことこそが我々のチームが持つ使命であり、価値であると私は信じています。

長いうえにまとまらない文章で申し訳ありませんが、私自身は我々のチームが持つ価値や目指すべき場所をこのようにとらえています。

最後に、NBAのスーパースターであるヤニス・アデトクンボ選手がプレーオフで敗退した後の記者会見で答えた内容が私の伝えたいことを十分に表していると感じたのでシェアします。この活動を通して、彼女たちがバスケットボールの勝者となって人生を豊かにできるよう、一生懸命に頑張っていきますので、今年度も我々苫小牧西高校女子バスケットボール部を応援いただきますようよろしくお願いいたします。

【女子バスケットボール】春休み

ようやく暖かい日も増え、苫小牧にも春の訪れを感じます。卒業式が終わって一息つくともう3学期が終わりそうで、相変わらず時間の流れについていけていないなと感じます。

前回のブログ以降、入試関連業務等で学校が休みの日も多く、全体でしっかりと練習を始められたのは今週からかなと思います。少し長めの休養をはさんで選手たちのエネルギーも感じられ、チームは良い方向に向かっているのではないかなと思います。

3/9には光洋中学校にお邪魔して光洋中、苫小牧南高校と練習試合、3/22には登別明日中等教育学校に来校いただいて合同練習、3/23には苫小牧中央高校にお邪魔して練習試合を行いました。ここまでの取り組みの中でできていること、もっとやらなければいけないことを再確認でき、実りのある練習試合となりました。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。

ここしばらくの練習を見ていて、人や組織には成長する瞬間というものがあるなと感じます。昨年もこの時期にティッピングポイントの話を書いた覚えがありますが、長い時間をかけて多くの経験をし、それが目に見えるようになる時にはある日突然成長するものなのだと改めて感じます。もちろん何もせずにある日突然成長をするわけはなく、そこに至るまでには長い時間をかけてたくさんの経験(多くの場合はうまくいかないこと)をし、自分と戦いながら成長が目に見えない時間を過ごす必要があります。それでも彼女たちが本当にバスケットから学ぶ瞬間というのは一瞬であり、その学ぶ瞬間を邪魔せず、逃さないようにすること。そしてその瞬間にバスケットから学ぶのに十分な準備ができている状態にすることが私の役目なのではないかなと思います。

冒頭にも書いた通り、明日修了式が行われ、春休みが始まります。バスケットに没頭できる貴重な時間であり、この時期の過ごし方が目標達成の可否を左右します。例によって春休み前半は練習試合を多く組んでおり、帯広への遠征も予定されています。この機会を通してチームが成長し、多くの学びを得られるよう、引き続き一生懸命頑張りたいと思います。

そして、お気づきの方もおられるかと思いますが部員ブログが復活しています。おおむね月一回程度部員が部の活動をアップしていく予定です。更新された際にはぜひ読んでいただき、Goodボタンを押していただければと思います。

【女子バスケットボール】卒業式

春は出会いと別れの季節といいます。本校でも3/1に卒業式が行われ、153名の生徒が卒業していきました。卒業式は毎年感傷的な気分になりますが、今年は私自身が3学年の担任という事もあり、例年に増して感慨深い卒業式となりました。彼ら彼女らの門出の日を笑って送り出そうと決めていたのですが、やはり3年間の成長をそばで見てきた生徒たちの卒業となると冷静ではいられず、いろいろな感情が飛び出てしまう1日でした。それと同時にその成長に立ち会えたことが本当にうれしく、教員という仕事の価値はまさにこの瞬間にあるなと改めて感じました。

バスケットボール部からも6名の生徒が卒業していきました。奇しくも全員私が1年生の時に担任をしていた生徒たちであり、入学してきたときのことを思い出しながら、彼女たちの成長を感じて誇らしい気持ちでいっぱいの1日でした。

翌日にはバスケットボール部での3年生お別れゲームも開催し、1,2年生部員との久しぶりのバスケットを楽しみながら別れを惜しみました。お別れゲームの様子についてはまた部員ブログで書いてくれるかなと思うのでここではこのくらいにしますが、ここでも彼女たちが歩んできた3年間の重さやそれによる成長を感じることができ、本当にいい思いをさせてもらった2日間でした。

3年間の成長を見てきた生徒たちの卒業に立ち会い、改めて高校時代の3年間というのは本当に特別な時間だと感じます。子供と大人のちょうど間でできることややりたいことが増える中で自分という人間をどう形作っていくか。うまくいくこともいかないことも経験する中でどのようにもがいてなりたい自分に近づいていくのか。その時間に立ち会えることこそ教員という仕事の最も価値のある部分であり、その価値と責任を感じながら日々を過ごさなければと心から思います。

願わくば彼女たちを形作るその中にバスケットというものがあれば幸せですし、このチームが彼女たちが成長していく場所であればいいなと思います。3年生にとってバスケットボール部がどういう場所だったかは彼女たちにしかわかりません。それでも最後に後輩たちの前で彼女たちが言う言葉を聞き、その振る舞いを見れば、きっとこの場所はいい場所で、彼女たちにとって好きな場所でありかつ自身を高められる場所であったのではないかと思います。

末尾になりますが、3年間物心両面において支えていただいた保護者の方々には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

そして3年生のみんな、本当に卒業おめでとう‼一生懸命生きて、幸せになってください。またいつでも遊びにおいで。待ってます。