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【女子バスケットボール】新人戦地区予選会

11/29,30に行われた新人戦の地区予選に参加しました。

29日の初戦は苫小牧中央・苫小牧南・白老東高校の合同チームと対戦しました。強い相手であることはわかっていましたが、特別なことはせずに自分たちのバスケットでしっかり闘う事とボールプレイの強度で負けないこと、特にディフェンスリバウンドを頑張ろうと約束して試合に入りました。

試合の入りはお互い少し硬さもあったのかスコアが伸びない時間帯がありましたが、その中で次第に相手の強度についていけないことが多くなり、20-41のビハインドで前半を終えました。後半はディフェンスで頑張れてこちらのペースになりかける時間帯もありましたが、それでもやはり強度の部分で相手を上回ることができず、じりじりとスコアが離されていく展開となり、最終的には47-85での敗戦となりました。

2日目の1試合目は浦河高校とのゲームでした。前半からファウルがかさんでしまい、ファウルトラブルで苦しい時間帯が続きましたが、その中で出場した選手がいいプレーをしてくれたことで何とかつなぐことができ、71-55で勝利することができました。主力選手が2人ファウルトラブルで出られない時間帯が続く中で、代わりに入った選手が活躍してくれたという事実がとてもうれしく、しっかりとその準備をしてくれた選手たちを誇らしく思います。中でも、これまであまりプレータイムを得られていなかった2年生がチームを引っ張る活躍を見せてくれ、チームを勝利に導いてくれました。いつも書いていますが苦しい時に表れるのがその人や組織の本当の価値です。チームが苦しい状況で上級生がしっかりと頑張ってくれたという事は、チームが成長していることを感じるとともに、我々のチームとしての価値を示すことができたのかなという風に思います。

しかしその後に行われた総合経済高校戦では強度で全く歯が立たず…前半からプレッシャーを受け続け、なすすべなく29-105で敗れるという非常に悔しい結果になりました。チームとしての差を見せつけられたこともそうですがチーム全体がパニックになってしまい、やるべきことや普段できていることまでうまくできなくなってしまったという事が悔しく、残念なゲームとなってしまいました。それでも、後半には我々の時間帯を作ることもでき、何もかもが全く通用しないというわけでもないなと感じました。

この結果を受けて、今回の大会は予選リーグ敗退、シード権を失うという悔しい結果で終わりました。やはり強いチームに強度で勝てないというこれまで幾度となくぶつかってきた壁に今回もぶち当たったなというのが正直な感想です。本当にシンプルながら難しい課題で、バスケットで勝利を求める限りずっと向き合わなければならないのだろうなと思います。おそらくこの問題に特効薬はなく、日々の練習の積み重ね、毎日の努力の積み重ねしかないのだろうと思います。毎日毎日自分たちに矢印を向け、どれだけの強度をもって練習に取り組めるか。そういうマインドを持った選手をどれだけ増やせるかという事でしかこの課題は解決しないのでしょう。

悔しい結果となりましたが我々に下を向いている時間はありません。苦しい時こそ前を向き、我々の価値を示すチャンスです。次の春季大会に向けて一から自分たちを見直し、次に対戦するときには強度で勝れるように日々の練習に取り組んでいきたいと思います。大会後のミーティングでは選手たちからポジティブなエネルギーを感じることができ、これを持続してよい努力を積み重ねられれば、決して不可能なことではないと思います。チームが成長し、ゴールを達成できるように、一生懸命に頑張っていきたいと思います。

末尾になりますが、大会運営にあたって尽力いただいた関係者の方々、応援していただいたすべての方々に感謝いたします。本当にありがとうございました。