顧問ブログ

【女子バスケットボール】ウィンターカップ地区予選

9/20,21の日程で開催されたウィンターカップの地区予選会に参加しました。

結果は

1回戦 苫小牧西49-47苫小牧東

2回戦 苫小牧西19-138北海道栄

3位決定戦 苫小牧西33-96苫小牧総合経済

となり、4位で大会を終えました。

初日の苫小牧東戦は今大会のターゲットとしていたゲームであり、まずはディフェンスの強度で相手を上回って早い展開でバスケットをすること、リバウンドを確保してポゼッションの数で上回ること、苦しい時間帯になっても我慢して4Q勝負にすることをチームとして約束して試合に入りました。

試合開始直後はプレー強度で上回ることができ、シュートもよく決まって大きくリードして滑り出すことができました。しかし1Q の中盤から徐々に歯車がかみ合わなくなり、焦りも出て1Qは15-18というスコアとなりました。2Qも悪い流れを断ち切れず、こちらのスコアが伸びない時間帯が続き、前半は21-29で折り返しました。後半に入ると相手チームが少し疲れてきたこともあり、3Qで大きく差をつけて逆転に成功すると、その後追いつかれる展開を振り切って何とか2点差で勝利をつかむことができました。

正直に言って1Qの半分くらいから前半終了にかけては我々のバスケットが全くと言っていいほど表現できず、非常に苦しい時間帯でした。しかし、この苦しい時間帯にも我慢してディフェンスとリバウンドにしっかりと取り組めたことが、後から考えると勝敗を分けたなと思います。いつも書いていますが、苦しい時に何ができるかがその組織の価値を表します。そういう意味ではコートの上ではうまくいきませんでしたが、この時間帯のチームはしっかりと自分たちの価値を示せたのかなと思います。

その後の北海道栄戦は強度で全く歯が立たず…チームとしても1回戦でエネルギーを使い切ってしまった感があり、大会を通じてのエネルギーの使い方や1日2試合をやり切るタフさという部分でも課題の残る試合となりました。

翌日行われた3位決定戦の総経戦では、開始直後こそディフェンス中心に良いプレーも見られましたが、やはりここでも強度で勝てず。前日の2回戦に引き続きチームとしてまだまだ取り組まなければいけないことが浮き彫りになる試合でした。ただ、この試合でも今まで取り組んできたチームディフェンスについては通用するなという感覚もあり、明るい材料もしっかりと見つけて大会を終えることができました。

大会を通じて、まずはこのチームで初めて大会2日目に試合をすることができ、シード権を獲得できたこと、チームが一つステージを上がったことを素直にうれしく思います。この結果は彼女たちの頑張りが実現したものであり、その頑張りを誇らしく思うとともに、今までチームかかわってくれた方々に少しでもよい思いをしてもらえたかなと安心しています。

ただ、まだこのチームは続いていきますし、当然次の大会ではさらに良いものを作っていく必要があると思います。シードチームとして恥ずかしくないプレーが求められますし、次に対戦するチームは全力でこのシード権を狙いに来るでしょう。それに負けずにしっかりとプレーすること、さらに高い場所にたどり着くこと、またタフな挑戦になりますが、チーム一丸となり一生懸命に取り組んでいきたいと思います。

末尾になりますが、大会運営にあたって尽力いただいた関係者の方々、保護者の方をはじめ、応援いただいたすべての方に感謝いたします。本当にありがとうございました。