2024年8月の記事一覧
【女子バスケットボール】夏の終わりとHaliburton
朝夕は肌寒い日も増えて来て夏の終わりを感じる今日この頃です。早いもので今日で夏休みも終了、バスケットボールに集中できる期間は一区切りで、また学校生活と両立しながらの日々が始まります。いつも部員には伝えていますがよい選手である前によいチームメイトであること、よいチームメイトである前によい西高生であることを我々のチームでは大事にしています。新学期が始まればすぐに体育祭、そして中間考査です。良い西高生であれるように切り替えて学校生活も頑張ってほしいと思います。
お盆明けからは18日に登別明日中高教育学校に来校いただいて練習試合、25日には苫小牧南高校にお邪魔して南高校、苫小牧東高校、静内高校と練習試合を行いました。できるようになったこと、まだできないことが明確になり、多くの学びを得て夏休みを終えることができました。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。
この夏休みに行った多くの練習試合を通じて「やり続けること」の難しさを感じています。一回成功することがあってもそれを持続することが難しかったり、頑張れるときや頑張れる日があってうれしく思うと次の日にはそれが難しくなっていたりと、チームは生き物だなと感じるとともにこの「やり続けること」をしっかりとできるチームにならなければ自分たちの望む結果を得るのは難しいなという事を改めて感じます。一見簡単に見えて難しいことではありますが、「やり続けられる」チームを目指してまた一生懸命に頑張っていきたいと思います。
それに関連して夏休みに気になったニュース(と呼んでいいのか?)を一つ。
この夏は例年より多くバスケットの試合を観た夏になりました。中でもパリオリンピックでの各国代表の試合を観るのは楽しく、日本代表の活躍と合わせて多くのゲームがみられて幸せな夏となりました。男女ともにアメリカの優勝となりましたが、アメリカの男子代表にTyrese Haliburtonという選手がいたのをご存じでしょうか。
このHaliburton選手は普段所属するNBAチームではエースであり、昨年度のNBAのアシスト王にも輝くスター選手です。しかし、スーパースターのそろうアメリカ代表では中心選手とはならず、(自身のケガもあったようですが)6試合で合計25分程度の出場にとどまり、準決勝、決勝では全く出場しないという結果となりました。プライドの高いNBAのスター選手がこの扱いを受ければ腐ってしまってもおかしくなさそうなものですが、試合中も笑顔を絶やさずに仲間のプレーを鼓舞する姿が印象に残っていたところ、オリンピックが終わったころにこんな投稿を目にしました。
彼はオリンピック期間中に439回微笑み、76回仲間にドリンクを運び、284回ハイタッチをして、1439回手をたたいて仲間を鼓舞したそうです。(ホンマかいな笑)本当に数えたのかはわかりませんが、少なくとも私以外にも彼のふるまいを心にとめた人が少なからずおり、こういう形で称賛をされることになったのだと思います。
いつも部員の皆にも伝えていることですが、我々は自分がどのような環境に置かれるかをコントロールすることができません。しかし、その環境の中でどのようにふるまうのかは自分自身が100%コントロールできることです。Haliburton選手が示したように、どのような環境でも自分ができることを探してそれをしっかりと行うことで、良いふるまい、人に尊敬される行動ができるのだという事を改めて実感しました。我々の置かれている環境も難しいことはたくさんありますが、それを言い訳にせずその環境の中でどのようにふるまうのかに焦点を当てて取り組んでいきたいと思います。
先ほども書いたように夏休みが終われば体育祭、中間試験、そしてあっという間に選手権予選です。先日組み合わせ抽選があり、相手は苫小牧総合経済高校に決まりました。練習試合等でいつもお世話になる相手であり、非常に強いチームです。自分たちが何に取り組むのか、どのようにふるまい何をやり続けるのか、しっかりと考えながら日々を過ごしていきたいと思います。
それでは最後にそんなHaliburton選手が金メダル獲得を報告するときの茶目っ気たっぷりの投稿を紹介して終わりにしたいと思います。
(訳:グループワークで何もしていないのにA評価をもらった時)