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【女子バスケットボール】一回ならできる、毎回になるとできない

少しお久しぶりの更新となりました。札幌を中心に北海道全域で積雪がすごいことになっているようですが、幸いなことに苫小牧ではそれを感じることもほぼなく、ただただ寒い毎日を過ごしています。

2/8には苫小牧東高校にお邪魔して、東高校、静内高校と練習試合を行いました。少し練習試合の間が開いたこともあり、その間に取り組んできたファンダメンタルとチームとしてのディフェンスの強度、そこからの速い展開をゲームの中で出せるのかという事をテーマにして臨みましたが、結果から言えば少し納得のいかないものとなってしまいました。

試合開始から2Qほどは ディフェンスは強度高くできている場面があったものの、そこからの切り替えで自分たちのやりたいこと、やるべきことがしっかりと表現できず…さらに時間がたつごとにディフェンスの強度まで落ちてきてしまい、それを取り戻せないままに試合が終わってしまったというのが正直なところです。試合に対して何か特別な準備をしたわけではなく、今持っている強度を発揮すること、やるべきことをどれだけやれるかを試そうと言って望んでいるにもかかわらず、自分たちのやるべきことにしっかりと向き合えていないことが明白になってしまった試合の内容でした。

いつも彼女たちにも伝えていることですが、一回ならできることを毎回毎回きちんと表現できるのが良い選手です。しっかりと走って相手より先にプレーする、チームルールに従ってお互いを尊重してよい判断をする、正しいファンダメンタルで正確にプレーして決めるべきショットをしっかりと決めきってくる、ボールを取られたらまずは全力で戻って守る、ボールに対して正しい位置でプレッシャーをかけて守る、仲間がやられそうなときに助けられるように正しい位置と視野でプレーする。どれもそれだけを切り取れば一回なら成功できることが多い内容ですが、それをゲームの中で毎回毎回しっかりやろうとするととても難しいことになります。特に長いラリーの中でそれを行おうとすると体力的にも非常にきつく、ついつい易きに流れてどれかをおろそかにしてしまうのが人間の性というものなのでしょう。

それでも、それを毎回しっかりとできる選手にならなければ試合では活躍できませんし、それを皆ができるチームでなければ試合に勝つことはできません。一回ならばできるという事は能力的に不可能なことではないので、いかに自身を律するか、厳しい環境の中でやるべきことに目を向けるか、そしてきつい中でも余裕をもってそれができるだけの体力や技量を備えられるかという事が良い選手となれるかそうでないかを分けることになるのでしょう。そしてバスケットのコート上でそれをしっかりとやり切ることができる人物は、普段の生活においても苦しいことから逃げずに自分のすべきことを貫徹できる可能性が高くなり、そのことこそがバスケットの勝者へと続く道なのではないかと思います。そういう意味では、今回の練習試合の結果はゲーム(そしてそこに至る過程の練習)において、それらのことがチームして十分に準備できていなかったという事であり、我々が目指すバスケットの勝者からは程遠い内容であったと思います。そしてそのことは、チームを率いる私の準備不足という事に帰結するのかなという風に思います。

それでも我々に下を向いている時間はありません。今回幸いだったのはそれに気づけたのが公式戦の会場ではなかったという事です。自分たちの弱さに目を向けるという事が変わるための第一歩であり、変わりたいと思う瞬間が変わるには一番良いタイミングです。今回気づけたことやその機会をもらえてことに感謝し、自分たちのやるべきことにしっかりと目を向け、普段の体育館でその強度、その集中、その徹底を表現できるようにまた一生懸命に取り組んでいきたいと思います。お世話になった学校の皆様、ありがとうございました。

とはいうものの、本校では入試関連業務と学年末考査でここから2週間ほど練習はお休みとなります。この期間にケガしているところをしっかりと治し、自分を見つめなおして考査明けからフルパワーで練習できるようにしてほしいなと思います。また、いつも書いているように良いプレイヤーである前によい西高生。普段バスケットに向けている情熱を勉強にもしっかりと向けて頑張ってほしいと思います。